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30代の転職|初めての転職で成功するために応募社数を絞るべき理由を徹底解説

30代キャリア転職
  • 初めての転職で何社受けるべきなのか
  • 平均10社以上受けているデータもあるがそんなに受けないといけないのか
  • そこまで多くの企業に応募しないと内定は難しいのか

初めて転職活動する方にとっては、上記については悩むかと思います

結論からというと、初めての転職活動する方は応募する企業は絞ることが大切です

私自身、2年間の転職活動を通じて応募した企業は3社でした

企業を厳選して転職活動した結果、2024年に日系中小の化粧品メーカーから日系大手の食品メーカーへの転職に成功し、年収を150万円アップさせることができました

私自身は「日系大手へのキャリアアップ」と「年収アップ」という2つの目的と軸もち、その目的と軸に沿って応募企業を厳選したからこそ理想の転職ができたと考えています

この記事では、私の実体験をもとに応募企業を絞るべき理由や理想の転職につながる具体的な対策も解説していきます

今回は「年収アップ」を目的とした転職に焦点を当てて解説していきますが「残業時間を減らしたい」「働く環境を改善したい」といった目的でも、同じようにお役立ていただける内容になっています

それでは解説していきます

  1. 30代の転職|初めての転職は応募社数を絞るべき理由について
    1. 同期の事例|2社しか受けていなくても年収アップはできる話
    2. 同期の事例|20社に応募し年収アップは実現したが理想の働き方ではない話
    3. 初めての転職で私が失敗から学んだ企業を厳選すべき話
  2. 30代の転職|初めての転職は平均応募社数を鵜呑みにしない
    1. 応募する企業を10社・20社となにも考えず大量応募はNG
    2. 大量応募は内定をもらっても根拠ある判断ができない
    3. 転職は人生の方向性を決める大切なイベントです
  3. 30代の転職|初めての転職は求人の「量」ではなく「質」を重視すべき理由
    1. 求人の「量」ではなく「質」を重視すべき理由について
    2. 求人の「量」ではなく「質」を重視するメリット
    3. 求人の「量」ではなく「質」を重視するデメリット
  4. 30代の転職|初めての転職で応募企業を厳選するための具体的な対策
    1. 転職の目的と軸はきちんと明確にしておくことが重要
    2. 転職サイトと転職エージェントを併用して転職活動をする
    3. 職務経歴書を書いて志望度を確かめる
    4. 書類選考のエントリーは先ず2社に厳選することからはじめる
  5. 30代の転職|初めての転職でおすすめの転職サイトと転職エージェント
    1. リクナビNEXT|幅広い求人が見られる日本最大の転職サイト
    2. sincereed(シンシアード)|大手企業のハイクラスポジションに特化した転職エージェント
    3. キャリアチケット|成長企業特化型転職エージェントサービス
    4. Geekly(ギークリー)|ITベンチャー企業の求人に特化した転職エージェント
  6. まとめ

30代の転職|初めての転職は応募社数を絞るべき理由について

ここでは、初めて転職活動をする方に向けて「応募する企業数は何社が適切か」という疑問に、結論からお伝えします

私自身の実体験に加え、同じタイミングで転職し入社した同期の話も踏まえてまとめています。実際の事例をもとにしているため、より信頼性の高い内容となっています

同期の事例|2社しか受けていなくても年収アップはできる話

転職と年収アップを成功させるためには「転職の目的と軸を明確にし、応募企業を絞り込んだうえで事前準備を徹底すること」が共通の成功方法です

同期入社した方たちと会話を通じて感じたのは、事前準備をしっかりしたことが納得のいく転職ができており、結果的に年収アップにもつながっていたということです

以下は、私と同期入社の方たちの転職データをまとめたものです

項目もりさく同期|Aさん同期|Bさん
性別男性男性男性
年齢30代30代30代
前職化粧品メーカー日用品商社食品メーカー
職種営業営業営業
転職回数1回1回2回
転職活動期間2年1年1年
利用媒体転職
エージェント
転職
エージェント
転職
エージェント
内定数1社2社1社
応募企業数3社2社2社
応募企業化学/食品/医薬品
メーカー
食品メーカー食品メーカー
年収変化150万円UP100万円UP100万円UP
転職の目的と軸年収アップ
キャリアアップ
年収アップ
労働環境の見直し
年収アップ
本命企業
あり
内定承諾理由理想年収を
提示されたから
労働環境の改善と
ご家族の意向を
重視したから
本命の企業から
内定が
出なかったから

私自身もそうでしたが同期の方たちに共通していたのは「転職の目的と軸を明確にし、それに合った企業を厳選して応募していた」ということです

また、書類作成や面接対策といった事前準備にしっかりと時間をかけていたことも共通しており、各選考に対する心構えが整っていたことが、成功の大きな要因だと感じています

転職の軸を明確にし丁寧な準備を重ねることができれば、未経験でも転職による年収アップは十分に実現可能です

同期の事例|20社に応募し年収アップは実現したが理想の働き方ではない話

数社しか応募していない人の話を聞くと「もともと優秀な人だからうまくいったのでは?」「自分には真似できない」と感じる方もいるかもしれません

そこで私の同期の方で、20社に応募して転職に成功した方の事例もご紹介します

項目同期|Cさん
性別女性
年齢30代
前職医薬品メーカー
職種営業
転職回数1回
転職活動期間1年
利用媒体転職エージェント
内定数2社
応募企業数20社
応募企業海外取引が強いメーカー
年収変化100万円UP
転職の目的と軸海外で働きたいキャリアアップ
内定承諾理由海外勤務の可能性に魅力を感じたから

Cさんは、最初は「数を打てば当たる」という気持ちで転職活動をスタートさせ、多くの企業に応募していたそうです

しかし一方で「将来、海外で働きたい」という明確な転職の目的と軸も持っており、応募企業は海外取引に強いメーカーに絞っていたとのことです

とはいえ20社も応募するとなると、書類作成や面接対策に十分な時間をかけることが難しく、後になって「もっと企業を厳選すればよかった」と後悔していると話していました

実際、転職で年収アップは達成できたものの「海外で働きたい」という軸からは外れた国内の地方営業職に就いており、理想とのギャップを感じているようです

この事例からもわかるように、たとえ転職の目的や軸が明確であっても「とりあえず多く受けてみる」という考えでは、入社後にミスマッチが起こる可能性があります

だからこそ、企業選びはしっかりと厳選し自分の転職の目的と軸に本当に合っているかを確かめながら進めることが大切といえます

初めての転職で私が失敗から学んだ企業を厳選すべき話

転職活動では企業を厳選して応募することがとても大切ということは変わりありません

その理由は転職の目的や軸が定まっていないまま多くの企業に応募しても、時間と労力ばかりかかってしまい、結果として理想の転職にはつながらないからです

私は2年間転職活動をし、始めた最初の1年間は失敗の連続でした。失敗の原因として以下のような行動を何も考えずに繰り返していました

  • YouTubeの広告でよく見る転職サイトやエージェントに次々と登録
  • 求人数の多さに安心しながら「とりあえず良さそう」と感じた求人に片っ端から目を通す
  • 転職エージェントと形だけのキャリア面談を繰り返す

当時の私は「いつかいい求人が見つかるはず」と根拠のない自信を持って行動していました

当然根拠がない自信からは、良い求人にも出会えず、信頼できるエージェントにも巡り会えなかったこともあり、1社も応募しないまま時間だけが過ぎていった1年間でした

この失敗経験から言えるのは、転職で成功するためには転職の目的と軸を明確にし、企業選びを徹底的に絞ることが何よりも大切だということです

やみくもに行動するのではなく、きちんと転職の目的と軸を考えたり企業分析したりしながら、自分に合った企業を選びぬくことが理想の転職に近づきます

30代の転職|初めての転職は平均応募社数を鵜呑みにしない

ここではネットなどでよく見かける「平均応募社数」について、初めて転職をする方は、その数字を鵜呑みにすべきではない理由を解説していきます

応募する企業を10社・20社となにも考えず大量応募はNG

ネットを叩けば平均応募社数10社以上というデータもありますが、未経験からの転職で10社〜20社もの企業に応募する「大量応募」はおすすめできません

なぜなら、大量に応募すると書類選考・面接対策などの準備に追われるだけでなく、お見送りをもらうたびに精神的なダメージを受けやすくなるからです

また、忙しい中で次々と選考をこなすうちに「選考を通じて次回改善すべき点」を振り返る余裕がなくなってしまいます

たとえば、普段の仕事を続けながら転職活動を行う方も多いと思います。日中は働き、夜に書類や面接対策を進めるのは想像以上にハードです

時間をかけて自分の経験やスキルを整理し、対策をしても思うような結果が出なければ精神的な疲労は積み重なります

さらに、大量応募を続けてしまうと「とりあえずどこかに受かればいい」という考えになり、本来の転職の目的を見失ってしまう恐れがあります

日本には企業が300万社以上あると言われていますので、やみくもに応募しても自分に合った企業に出会えるとは限りません

つまり「平均で〇社受けた」といった情報はあくまで統計上の平均であり、あなたの転職にそのまま当てはまるわけではありません

大切なのは大量応募をすることではなく、1社1社の選考ごとに「改善点を振り返る時間」をしっかり確保することです

改善すべき点が明確になれば、それを次の選考で試してみる。この振り返りと実践の繰り返しこそが、理想の転職につなげていくカギとなります

大量応募は内定をもらっても根拠ある判断ができない

大量に企業へ応募した結果、複数の内定をもらえたとしても根拠のある判断ができずかえって迷ってしまいます

なぜなら、選考が並行して進む中で「どの企業に決めるべきか」を判断するタイミングは限られており、内定承諾の猶予も一般的に1週間ほどしかないからです

そのため「もっと良い企業があるかもしれない」という気持ちが働き、確信を持てないまま内定を辞退したり、逆に焦って入社を決めてしまうこともあります

もちろん、大量に応募すれば内定の可能性が高まるというメリットもあります

しかし選択肢が増える分、自分の中に明確な転職の目的や軸がないと入社後のミスマッチを引き起こすリスクも高くなります

転職は内定をもらった時点で成功なのではなく、入社して「ここで働いてよかった」と感じられることが本当の成功です。私自身も転職を経験し、まさにそれを実感しているところです

転職は人生の方向性を決める大切なイベントです

転職は人生の方向性を大きく左右する大切なイベントです。だからこそ「平均応募社数」といった数字に振り回されすぎないことが大切です

確かに「平均で○社応募している」といった情報は、一つの参考にはなるかもしれません

しかし、それはあくまで統計上の平均であり、あなた自身の理想の転職を実現するために必要な応募数とは関係ありません

たとえば、極端な例かもしれませんが、たった1社だけに応募して内定を得て、その会社が自分の転職の目的や軸にぴったり合っていた場合、それはその人にとって大成功の転職活動だと言えます

一方で、10社・20社と大量に応募しても、自分の転職の目的や軸が曖昧なままだと、かえって「何がしたいのかわからなくなる」「理想の働き方を見失う」といった事態になりかねません

だからこそ、まずは「自分がどんな働き方をしたいのか」「どんな企業に入りたいのか」「転職を通じてどんな人生を築きたいのか」を明確にすることが重要です

もし、その理想を叶えられそうな企業が10社〜20社あるのであれば、その中からさらに厳選して本当に自分に合った企業へ応募することをおすすめします

30代の転職|初めての転職は求人の「量」ではなく「質」を重視すべき理由

ここでは転職の目的と軸を「年収アップ」に絞り、私自身の実体験をもとに「質」を重視すべき理由やメリット、デメリットを解説していきます

求人の「量」ではなく「質」を重視すべき理由について

転職で年収アップを目指すのであれば、求人の「量」ではなく「質」を重視するべきです

初めての転職で「数を打てば当たる」という戦略を取ると、たしかに転職活動の経験値は積めるかもしれませが、それが自分の理想の働き方や将来像に近づけるとは限りません

たとえば、オファー年収が高かったとしても、入社後に右肩あがりで年収アップの見込みがあるのか、企業の業績や将来性は安定しているのかといった点まで情報収集する必要があります

また、求人の「量」を優先すると分析すべき企業の数も増え、1社ごとの情報収集に割ける時間が限られるため表面的な情報で応募を判断してしまう恐れもあります

私自身の経験からも、転職の目的や軸を明確にし企業をきちんと調べたうえで応募社数を絞るには、相応の時間と労力が必要でした

しかし、時間と労力をかけた分、自分に合った企業を見つける角度は上がったと実感しています

「質」を重視することは、入社前の情報収集だけでなく入社後に自分が活躍し、キャリアを築いていくための基盤を整えることにもつながります

ただ転職するだけでなく、その先でどう成長していけるかを考える視点が重要です。それがキャリアアップにつながります

また、転職は一度きりではなく、数年後に新たなチャレンジのため再び転職活動をすることもあるかもしれません

将来も見据えた目先の「量」ではなく、自分にとって本当に意味のある「質」に注目すべきだと私は考えます

求人の「量」ではなく「質」を重視するメリット

転職活動では求人の「量」よりも「質」を重視することで、次のような3つのメリットが得られます

  1. 仕事との両立がしやすくなる
    求人を厳選することで、転職活動にかけられる負担を減らすことができます。また、書類作成や面接準備に集中でき、クオリティの高い準備がしやすくなります
  2. 自分が理想とする求人オファーにすぐ対応できる
    求人を厳選していることで、自分の理想とする求人オファーが来たさいに余裕をもって対応をすることができ、企業の情報収集や選考対策もスムーズに対応することができます
  3. 内定承諾に対して即断即決ができる
    選考前から企業理解を深めているため、内定が出たときも納得感を持って判断できます。「とりあえず内定が出たから入社」ではなく「納得して選ぶ」にできるのは、質を重視した活動の大きなメリットです

一方で求人の「量」を重視してしまうと、仕事と転職活動の両立が困難になり、数をこなすことに精一杯で質の高い対策ができなくなるリスクがあります

結果として、転職活動を早く終わらせたい気持ちから、妥協して内定先を決めてしまうこともあるかもしれません

求人の「質」を重視することで、転職の目的と軸に合った企業と出会いやすくなります。これが「質」を重視するメリットです

求人の「量」ではなく「質」を重視するデメリット

求人の「質」を重視することには多くのメリットがありますが、当然ながらデメリットも存在します

ここでは、私自身の経験もふまえて、「質」を重視するさいのデメリットを3つご紹介します

  1. 転職活動が長期化しやすい
    応募先を厳選する分、選考に進む企業が少なくなり、短期間で転職を終えるのが難しくなる可能性があります。とにかく早く今の環境を変えたいという方にとっては、不向きな進め方かもしれません
  2. 理想の求人がすぐに見つからない可能性がある
    「質」にこだわることで、希望に合う求人の数自体が少なくなります。その結果、自分の理想とする条件の求人がなかなか出てこず、応募できる企業が見つからないという状況になることもあります
  3. 精神的な安心感が得られにくい
    応募社数を絞るため、選考中の企業が常に少なく、1社でも落ちてしまうと手持ちの候補がゼロになるリスクがあります。数多く応募しているときと比べて「万が一ダメだったらどうしよう」と不安になりやすい点は否めません

このように求人の「質」を重視する転職活動は、慎重さが求められる分、スピード感や精神的な余裕に欠けることがあります

「なるべく早く転職を終えたい」「とりあえず複数選考に進んで安心したい」という方にとっては、少しハードルが高く感じられるかもしれません

そのため、自分の性格や転職への優先度に合わせて、「質」と「量」のバランスをうまく取ることが大切です

30代の転職|初めての転職で応募企業を厳選するための具体的な対策

ここでは、私自身の実体験をもとに、初めて転職する方が応募する企業を厳選するためにやっておくべき具体的な対策について解説していきます

転職の目的と軸はきちんと明確にしておくことが重要

企業を厳選する前に、自分自身の転職の目的と軸をはっきりさせておくことがとても重要です

転職での理想や優先順位(年収アップなど)をはっきり言語化しておかないと、転職活動中の判断にブレが出てしまいます

たとえば、転職の目的を「年収アップ」としたときに、以下のような視点で整理すると判断基準がクリアになります

  • 年収をいくらまで上げたいのか|目標とする理想年収と最低ラインの年収を設定
  • 年収さえあがれば満足なのか|年収以外に裁量などの転職で求めるものを明確にする
  • 転職先でどうやって年収をあげていくのか|入社後のキャリアプランを立てる

整理するコツは「自分がどこに行きたいのか(=目的地)」を明確にし、次に「今どこにいるのか(=現在地)」を把握することです

具体例とし「転職でどうやって年収をあげていくか」について考えてみます

目的地:転職先
年功序列に縛られず、成果で評価される企業。年齢に関係なく昇格のチャンスがあり、入社5年で+100万円の年収アップを目指せる環境

現在地:今の会社
年功序列が強く、成果を出しても昇格は遅い。社歴が長い人から昇格する文化で、5年・10年後の年収水準もわかっておりモチベーションが上がらない

まずは今の年収への不満やモヤモヤを具体的に紙に書き出してみることが大切です。書き出すことで頭のなかが整理されて、転職で叶えたいこと=目的と軸がみえてきます

転職の目的や軸を明確にするための方法を以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください

転職サイトと転職エージェントを併用して転職活動をする

応募企業を厳選するためには、転職サイトと転職エージェントを併用し、それぞれの特性をうまく使い分けることが重要です

なぜなら、転職サイトとエージェントでは提供されるサービス内容が異なり、利用できる情報やサポート範囲にも違いがあるからです

たとえば、転職サイトは自分のペースで求人情報をチェックできるのが大きなメリットです

いつでもサイトにアクセスして、希望の業界や職種の求人票を一覧で確認できるため「どんな求人があるのか」「条件の相場はどうか」といった情報収集に向いています

一方、転職エージェントは、基本的に担当者から直接求人を紹介されるスタイルです

公開されていない非公開求人を紹介してもらえる場合もあり、より自分に合った企業を提案してもらえる可能性があります

また、書類の添削や面接対策など選考に向けたサポートも受けられるのが特徴です

私自身もこの2つを使い分けて転職活動を進めた結果、納得のいく転職に成功することができました

具体的には、転職サイトで業界や企業の情報をリサーチし相場感を把握したうえで、転職エージェントのサポートを受けながら選考に臨むという流れです

この方法は、情報収集と実践サポートの両面をバランスよく活用できるため、初めて転職する方にもおすすめです

転職サイトと転職エージェントの違いについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください

職務経歴書を書いて志望度を確かめる

応募企業を厳選するためには、気になる求人が見つかったら、応募する前に一度職務経歴書を書いてみることをおすすめします

ただ求人票を眺めて情報収集しているだけでは、自分のスキルや経験が本当にその企業にマッチするのか、志望度がどれくらいあるのかを明確にするのは難しいためです

たとえば、転職サイトで「この企業は自分にマッチしそう」と感じた求人があったとします

企業が求めている人物像や仕事内容に対して、自分の経験や強みをどうアピールできるかを考えながら職務経歴書を書いてみることで、志望度の確認作業につながります

もし自分の経験が十分に活かせそうだと感じた場合は、転職エージェントに職務経歴書の添削を受け、万全の体制で応募に進んでもよいと思います

一方で、書いてみた結果「この企業では自分の強みを活かせないかもしれない」「ビジネスモデルや求められるスキルと自分がずれている」と気づくこともあります

その場合は、もう一度情報収集に立ち返り、別の企業を検討することが大切です

この作業は正直、地味で時間がかかります。しかし、この地道な試行錯誤の積み重ねこそが、自分に本当に合った企業に出会うための近道になります

職務経歴書の書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事でわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください

書類選考のエントリーは先ず2社に厳選することからはじめる

書類選考のエントリーは、まず2社に厳選して応募することをおすすめします

その理由は、転職活動では自由に何社でも応募できる環境にある一方で、手当たり次第に応募してしまうと本来の転職の目的や軸がブレてしまうリスクがあるからです

これまで解説してきたように、

  1. 転職の目的と軸はきちんと明確にしておく
  2. 転職サイトと転職エージェントを併用して転職活動
  3. 職務経歴書を書いて志望度を確かめる

といった準備を丁寧に行ったうえで、本当に入社したいと思える企業2社に厳選し、書類選考にエントリーしていきましょう

たとえば、大学受験のように滑り止めとして複数社に応募するという考え方もありますが、転職は内定がゴールではありません。内定をもらった後、入社してからが本当のスタートです

転職は自分の人生に大きな影響を与えるイベントであり「この企業で働きたい」「ここで自分のスキルを活かしてキャリアを積みたい」と心から思える企業に的を絞って応募することが、後悔のない転職につながります

2社に絞るというと、選択肢が少なく感じるかもしれません。しかし、最終的に入社できるのは1社だけです

つまり、本気で選んだ2社のうちどちらかに入社できれば、それはあなた自身が納得して選んだ道であり、理想のキャリアに向けた大きな一歩となります

30代の転職|初めての転職でおすすめの転職サイトと転職エージェント

ここでは、30代で転職するのが初めてという方に利用しやすい転職サイトと転職エージェントをご紹介します

転職サイトと転職エージェントの両方を調べながら「自分に合っているかどうか」を見極めることが大切です。ぜひ参考にしてみてください

リクナビNEXT|幅広い求人が見られる日本最大の転職サイト

おすすめ度:★★★★★
求人数:1,157,000件以上(2025年7月現在)
特徴:業界最大規模の転職サイトで履歴書・職務経歴書を作成できる無料ツールや自己分析機能も充実


『リクナビNEXT』は、30代で初めて転職を始める方にとって登録をしておくべきおすすめの転職サイトです

その理由としては、求人数が国内最大級であり自分に合った求人を探しやすい環境が整っているためです

さらに、履歴書や職務経歴書の作成をサポートする無料ツールや「グッドポイント診断」などの自己分析機能も充実しています

実際に転職者の8割がリクナビNEXTを利用しており、多くの人がこのサイトを通じて自分に合う企業と出会っています

ただし、リクナビNEXTは転職エージェントのような面接対策やキャリア相談といったサポートは受けられない点には注意が必要です

活用方法としては、まずリクナビNEXTに登録して求人情報を幅広く収集し、その情報をもとに転職エージェントのサポートを受けながら転職活動を進めるのも一つの有効な方法です

sincereed(シンシアード)|大手企業のハイクラスポジションに特化した転職エージェント

おすすめ度:★★★★★
求人数:2,400件以上
特徴:大手企業のハイクラスポジションに特化した転職エージェント


『sincereed』は、大手企業やIT・WEB系のDX人材などのハイクラス転職を目指す方におすすめの転職エージェントです

サントリー、NTTデータ、豊田通商、DENSOといった大手人気企業の求人に加え、シンシアード独自の非公開ポジションを保有している点も大きな強みです

他では出会えない、魅力的な求人に出会えるチャンスがあります

さらにリクルート出身の経験豊富なコンサルタントが多数在籍しており、企業と求職者の両方を一貫して担当する両面型だからこそ、質の高い転職サポートを受けられます

「今よりもっとやりがいのある環境に行きたい」「大手企業でキャリアを磨きたい」そんな方には、シンシアードへの登録と面談をしてみることをおすすめします

キャリアチケット|成長企業特化型転職エージェントサービス

おすすめ度:★★★☆☆
求人数:非公開
特徴:成長企業特化型転職エージェントサービス


『キャリアチケット転職エージェント』は、レバレジーズ株式会社が運営する転職エージェントです

25〜35歳の成長意欲あふれる若手人材に特化し、企業と直接つながるダイレクトリクルーティング型を採用しています

目先の転職活動だけでなく、中長期的なキャリア形成までサポートしてくれる点も大きな魅力です

「これからどんなスキルを身につけたいか」「どんなキャリアを歩みたいか」といった理想像の言語化を一緒に考え、伴走してくれるパートナーとして心強い存在になってくれます

現在、企業向けに「1年間限定で月額利用料0円キャンペーン」(2024年9月11日〜2025年9月10日まで)を実施中です

このキャンペーンにより成長企業の登録も増える可能性もあり、自分に合った企業に出会えるチャンスも広がります

Geekly(ギークリー)|ITベンチャー企業の求人に特化した転職エージェント

おすすめ度:★★★★★
求人数:39,000件以上(2025年6月現在)
特徴:ITベンチャー企業の求人に特化した転職エージェント


『Geekly』は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。特に20代〜30代で、IT業界やベンチャー企業への転職を目指す人には最適なサービスです

IT・ゲーム・Web・eスポーツ業界など、専門性の高い非公開求人を多数保有しているのが強みです

エンジニアやデザイナーだけでなく、IT企業の営業職・マーケ職・管理部門などの求人も豊富なため、技術職以外の方にもチャンスがあります

Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界を志望する人にとって心強い味方です。未経験でも条件交渉を支援してくれるため、年収アップや理想の働き方を実現したい人に特におすすめです

まとめ

30代で初めて転職をする方は、以下の4つのポイントを意識するだけでも転職活動の進め方が大きく変わってきます

  1. 転職の目的と軸はきちんと明確にしておく
  2. 転職サイトと転職エージェントを併用して転職活動
  3. 職務経歴書を書いて志望度を確かめる
  4. 書類選考のエントリーは先ず2社に厳選することからはじめる

この4点を丁寧に取り組むことで、求人の「量」に頼らない、「質」のいい転職活動が実現できます。ぜひ試してみてください

また「平均で〇社応募している」といった情報はあくまで全体の統計であり、あなた自身の転職活動にそのまま当てはまるものではありません

参考にするのは良いですが、周りに流されすぎず自分の転職の目的や価値観を大切にして進めることが何よりも大切です

この記事が、あなたの転職活動に少しでもお役に立てば嬉しいです

記事で紹介した転職サイトと転職エージェントリスト

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