転職活動で提出を求められる書類の1つが履歴書です
履歴書は、応募先の企業が「あなたがどんな人物か(人となり)を知るための材料」になります
履歴書のフォーマットはシンプルですが。実際に書こうとすると迷うことも多いです
- 学歴はどこから書けばいい?
- 職歴は全部書くべき?
- 志望動機と自己PRはどう書けば伝わる?
こういった悩みは、転職が初めての方なら感じるものかなと思います
この記事では、私自身の転職経験をもとに履歴書を書くときに気をつけたいポイントやコツをわかりやすく解説していきます
また、つい後回しにしがちな証明写真についても「スマホで撮ってOK?」「写真スタジオに行った方がいい?」といった疑問にお答えします
この記事を読むことで、履歴書の書き方がよくわかり、不安なく転職準備を進められるようになります。ぜひ参考にしてください
履歴書の書き方について

履歴書を書く前に抑えておくべきこと
履歴書を書く前に抑えるべきポイントが3つです
- 履歴書は企業から指定があるものや転職サイトにあるものを使う
- 履歴書はシンプルかつ簡潔に。余計なことは書かない
- 履歴書のすべての項目を無理に埋める必要はない
このなかで大事なポイントは「履歴書はシンプルかつ簡潔に。余計なことは書かない」ことです
企業側は、日々たくさんの応募者から履歴書を受け取っています
すべての履歴書を細かく丁寧に読むとは限らず、内容をざっと確認して判断される可能性もあります
だからこそ、伝えたいことはわかりやすく整理し、必要な情報だけに絞って書くことが重要です
学歴・職歴の書き方について
学歴・職歴の書き方のポイントは2つです
- 和暦ではなく西暦で統一すること
- 高校や大学名、会社名は略さずに正式名称でしっかり書くこと
私が実際に転職活動をしていたとき、担当の転職エージェントから「企業側は西暦の方が計算しやすいから、統一しておくといいですよ」とアドバイスを受けました

学歴の書き方について
書くときのポイントとしては、高校卒業以降の学歴を書けば問題ありません
ただし、それ以外のケースも考えられますので以下の内容も参考にしてください
中学校で最終学歴が終わっている場合は、以下のように書きます
→例)〇〇年〇月〇〇中学校 卒業
高校や大学を中途退学した場合は、以下のように書きます
→例)〇〇年〇月〇〇高等学校 中途退学
〇〇年〇月〇〇大学 中途退学
※このとき退学理由は書かなくても大丈夫です
大学院の方は「卒業」ではなく「修了」 と記載するのが正しいです
以下のように書きます
→例)〇〇年〇月〇〇大学大学院 △△研究科 修了
職歴の書き方について
ポイントは「勤務している(またはしていた)会社名」と「入社日・退職日」だけを簡潔に書くことです
勤務地・部署・役職などの詳細については書かなくても問題ありません
履歴書はあくまでも簡易的な自己紹介シートの役割であり、詳細な経歴や実績は職務経歴書で補足をすれば大丈夫です
また、学歴同様にいくつかのケースに応じた書き方について知っておくと安心です
「自己都合退職」の場合は、以下のように書きます
→例)〇〇年〇〇月〇〇株式会社 一身上の都合により退職
「会社都合退職」の場合は、以下のように書きます
→例)〇〇年〇〇月〇〇株式会社 会社都合により退職
履歴書には退職理由の詳細まで記載する必要はありませんが、面接で退職理由を尋ねられる可能性は高いため、しっかり説明できるよう準備はしておいてください
最後に、今も勤めている場合は職歴の末尾に「現在に至る」と記載するのを忘れないようにしてください
この一文が抜けてしまうと在職中かどうかが伝わらなくなるため注意が必要です

免許・資格の書き方について
免許・資格の書き方のポイントは3つです
- 保有している免許・資格は、基本的にすべて書いてOK
- 応募する企業や職種に活かせるものを優先的に書く
- 入社後、自分の「武器」「アピールポイント」になる資格を書く
たとえば、銀行の営業職に応募したとして「インテリアコーディネーター」資格を書くような、誰がみても関連性が薄く、アピールとしては弱くなってしまうものはやめておきましょう
資格そのものに価値がないということではありませんが、履歴書では応募先との関連性が高い資格を優先して記載することが大切です
また、資格や免許の名前は、学歴や会社名と同様に略さず正式名称で書きましょう

志望動機と自己PRの書き方について
志望動機と自己PRの書き方について解説します
この部分は、履歴書のなかで「どのように書けばいいのかわからない」と悩みやすいポイントだと思います
結論としては、履歴書に志望動機と自己PRは書かなくても問題ありません。その欄自体を削除してしまってもOKです
私は志望動機と自己PR欄は削除していました
履歴書の志望動機と自己PR入欄があることで「なにか書かないといけない」と余計なプレッシャーを感じたため、私は思い切ってその欄ごと削除して提出していました
書かなくても書類選考も問題なく通過していて、最終面接まで進むことができましたので選考への影響はほぼないと考えます
志望動機や自己PRは、職務経歴書の中でしっかり伝えることができれば大丈夫です
職務経歴書の内容を優先的に考える時間をしっかり作り、納得いくものに仕上げていくことが大切だと考えています
職務経歴書の書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください
本人希望記入欄の書き方について
本人希望記入欄を書くときのポイントは
- 「貴社規定に従います」と書くだけでOK
給与や勤務地などの希望条件は書かず、この1行だけを書けば大丈夫です
希望記入欄は「書かない=考えなくていい」ということではない
履歴書を提出する段階では、希望条件を書かないというだけで「考えなくていい」ということではありません
たとえば、給与や勤務時間、勤務地などの条件は、面接の場で質問されます
そのときに大切なのが「自分の考え」と「その理由」をセットでしっかり伝えられるようにしておくことです
そのためにも、事前に自分の希望条件を整理し、準備しておくことが大切です
どうやって整理すればいいかわからないという方は、まずは転職の目的や軸を明確にすることから始めるのがおすすめです
以下の記事では、その考え方や整理の仕方をわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
証明写真は「プロに撮ってもらう」が正解

最後に証明写真について解説をします
履歴書用の証明写真の準備に悩む方も多いと思います
- 就活写真スタジオでプロに頼むか
- 駅の証明写真機で済ませるか
- スマホのアプリで手軽に撮るか
結論としては「撮影スタジオ一択」です
素人は証明写真機やスマホアプリの撮影は難しい
私自身、最初は「写真にお金をかけるのはもったいない」と証明写真機やスマホアプリで済ませようと考えていました
実際に何度か撮ってみたのですが、表情がかたかったり、背景が暗かったりしてどう見ても簡易的に撮った印象になってしまいました
とくにスマホでの撮影は、自撮り感が出てしまい、これから面接に望むのに相応しくない印象になっていたと感じました
企業の採用担当者から見ると「本気度が伝わらない」「細部に気を配れない人なのかも」といったネガティブな印象を与える可能性もあります
転職は今後の人生に大きく関わる大切な機会です。だからこそ証明写真も「しっかりと整える」という意識を持つことが大切です
少し費用はかかっても、写真スタジオなどプロに任せることで清潔感や誠実さが伝わる証明写真に仕上がります
素人は就活写真スタジオでプロに頼むほうが安心
私が実際に利用した就活写真スタジオでは、以下のようなサポートを受けました
※内容はスタジオにより異なるため、事前に確認してください
- 顔の写りがよくなるメイクとヘアセット
- 表情・姿勢のアドバイス
- 照明調整で表情を明るく清潔感がでるように工夫
- 肌のシミやシワ、目の下のクマの自然な修正
- スーツのシワやネクタイのズレの修正
- データ提出に適した画像サイズの調整
第一印象を整えるためのサポートが充実していて満足度の高いものでした
私が利用したスタジオでは、スーツの貸し出しや簡易メイクまどのオプションを含めて料金は1万円ほどでした
「少し高いかな?」と感じるかもしれません。ですが私は「年収が月1万円UPすれば、1ヶ月ですぐに回収できる」と考え、将来への投資と割り切りました。ものは考えようかなと思います
今では「最初からスタジオで撮っておけばよかった」と心から思っています
証明写真機やスマホアプリで何度も撮り直した時間は正直もったいなかったです
スタジオ担当者との会話で気づいたこと
スタジオで担当してくれたスタッフの方に、証明写真機やスマホアプリで何度も撮り直していた話をするとこんな言葉が返ってきました
プロのカメラマンでも証明写真機やスマホアプリで綺麗に撮るのは難しいです。パスポートやアルバイト応募ならまだしも、人生を左右する大事な場面でそれを使うのは正直デメリットしかありません
この言葉を聞いて「プロでも難しいなら、素人の自分が上手く撮れるはずがない」と思いました
あらためて最初からプロにお願いするという選択が正解だった感じました
履歴書の写真は「第一印象」を決める大切な要素
履歴書は提出したあと、企業のいろいろな担当者に回されてチェックされる書類です
写真の印象ひとつで選考が左右される可能性も十分に考えられます
企業の採用担当者に「この人はしっかり準備しているな」「細かいところまで気を配れる人だな」と思ってもらえることも履歴書を作成するうえで大切な要素です
履歴書全体の見た目にもしっかりこだわり、完成度をさらに高めていきましょう
おまけ:就活写真のスタジオインディ
私が利用したおすすめのスタジオのリンクは以下に貼っておきます。参考にしてください


まとめ
履歴書は「シンプルかつ簡潔に。余計なことは書かない」この意識を鉄の掟として、完成度の高いものに仕上げてください
証明写真の準備はつい後回しになりがちです。ですので履歴書を作るのと同時進行で早めに準備しておきましょう
履歴書作成の悩みや不安が軽くなれば嬉しいです
最後までお読みいただきありがとうございました
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