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30代転職は何社受けるべき?実体験から見えた量より質の考え方

30代キャリア転職

30代の転職活動で、「3社じゃ少ない気がする」「とりあえず10社は受けないといけないのかな」と迷います。

  • 転職サイトを開くたびに求人数が更新がされていて、常に溢れている。
  • 転職サイトに登録したらメールも毎日のように送られてくる。
  • 転職エージェントからは、求人を受けるよう勧められる。

とりあえず受けて、数をこなすことが正解なのかと錯覚に陥ることがあります。

私自身も2年間の転職活動の中で、複数の転職サイトに登録し、ダイレクトメールも含めると数えきれないほどの求人紹介を受けました。

それだけの求人を受けた中で、私が最終的に応募したのはたった3社でした。

なぜ3社に絞れたのかというと、転職の目的を整理し、転職エージェントとの面談を重ねる中で、「自分が本当に行くべき会社」の条件が明確になったからです。

この記事では、私の実体験と転職同期の実例をもとに、30代転職で何社受けるべきかよりも大切な量より質の考え方を解説します。

応募数を増やすことに意識が向いてしまう転職活動の落とし穴も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

30代転職の応募社数の目安

調査データで見る30代の応募社数

まず、一般的な平均応募社数を把握しておくと受ける求人数の目安になります。

株式会社マイナビが行った「転職活動実態調査(2025年)」によると、30代の平均応募社数は以下の通りです。

・30代男性:10.2件
・30代女性:7.6件
※転職エージェント利用の場合は、紹介された求人の件数を含む
出典:「転職活動実態調査(2025年)」|株式会社マイナビ

つまり、約7〜10社が30代転職の一般的な目安と言えます。

転職サイトからは50社・100社と求人が届くこともありますが、実際に応募するのはそのうちのごく一部であることがわかります。

平均応募件数はあくまでも目安

先ほどの平均応募社数の数字はあくまでも参考値として捉えておくべきです。

理由は2つあります。

この後、私の転職先の同期に「何社受けたか」を聞いてみた実例を紹介しますが、応募数が極端に少ない人もいれば、極端に多い人もいました。

平均値は「自分にも同じように当てはまる」とは限らないため、あくまでも参考程度に留めておくことをおすすめします。

【実例】身近な事例で見る応募社数の違い

30代男性同期Aさん|ブラック労働の環境から転職に成功した話

同じ時期に入社した30代男性の同期Aさんから、転職活動の話を聞いたのでシェアします。

Aさんは、前職の営業経験を活かせる職種・業界に絞って転職活動をしていたとのことです。

転職の目的は労働環境の改善で、前職は日付をまたぐこともある、いわゆるブラックな職場でした。

さらに直近でお子さんが生まれることも重なり、「家族との時間を取り戻したい」という強い思いが転職の後押しになったそうです。

応募社数は2社の決め打ち。

複数企業に応募する選択肢もありましたが、前職の過酷な労働環境では転職活動に割ける時間が限られていたため、転職活動を始める前の段階から応募先を絞り込んでいたとのことです。

結果的に、それが功を奏したとのことで、書類作成や面接対策に集中して取り組めたことで、応募した2社ともに内定を獲得。

最終的には在宅勤務の自由度が高く、フレックスタイム制度も導入されていた今の食品メーカーへの入社を決めたそうです。

30代男性同期Bさん|転職の目的が明確で転職に成功した話

続いて、同期Bさんのケースです。

Bさんの転職理由は、年収への不満でした。

前職では上のポストが埋まっており、このまま年齢を重ねても収入アップが見込めないと感じたことが、転職を決意したきっかけだったとのことです。

転職活動の進め方は、本命企業1社に集中するスタイル。

最終選考まで進んでいた本命企業を最優先に動きながら、万が一に備えて1社だけ滑り止めとして選考を並行して進めていたそうです。

Bさんも複数企業を幅広く受けるのではなく、「本当に入社したい会社」をしっかり絞って臨んでいたことが印象的でした。

転職で成し遂げたいことへの軸がぶれておらず、迷いのない転職活動だったと話していました。

最終的には本命企業からの内定は得られませんでしたが、滑り止めとして受けていた企業からの内定を承諾。

「転職の目的からは外れていない」と納得した上での入社を決断したとのことでした。

30代女性同期Cさん|23社に応募して内定を獲得した話

「2社しか受けずに成功した人の話は、もともと優秀な人だからでは?自分には真似できない」と感じた方もいるかもしれません。

そこで、23社に応募して転職を成功させたCさんの事例もご紹介します。

Cさんは最初、「数を打てば当たる」という気持ちで転職活動をスタートさせたとのことです。

一方で「将来、海外で働きたい」という明確な軸も持っており、応募先は海外取引に強いメーカーに絞っていたそうです。

ただ23社に応募するとなると、書類作成や面接対策に十分な時間を割くことが難しくなります。

Cさん自身も後から「もっと企業を厳選すればよかった」と話していました。

この事例からわかるのは、転職の目的が明確であっても「とりあえず企業の選考を多く受けてみる」という進め方では、求人数をこなすことが目的になってしまうということです。

転職活動は内定をもらうことがゴールではありません。

本来の転職の目的を見失わないことが何より大切です。

まとめ|同期3人の事例から見えた「量より質」の本質

同期3人の転職活動を振り返ると、応募社数はそれぞれ異なります。

それは当然のことで、転職の目的も目指す方向性も人によってまったく違うからです。

重要なのは、自分の転職の目的を叶えてくれる企業は、そう多くは存在しないということです。

同期Cさんのケースでもわかるように、量をこなしたからといって、自分の理想を実現できる企業に出会える保証はありません。

「数を打てば当たる」という考え方も、選択肢を広げるという意味では一定の効果があります。

しかし、応募数をこなすことに意識が向きすぎると、本来力を入れるべき書類作成や面接対策の質が落ちてしまいます。

どれだけ良い企業と出会えても、準備の質が低ければ内定を取ることは難しくなります。

つまり大切なのは、応募社数の量だけにこだわるのではなく、転職の目的・書類・面接対策のすべてにおいて質を高めることです。

応募先を増やすことと、一社一社に向き合う準備を両立させることが、転職成功への近道と言えるでしょう。

転職活動の進め方や応募の質を高めるための「転職の軸」の作り方については、下記の記事も参考にしてみてください。

【実体験】私が3社に絞って転職できた3つの理由

転職できた理由①|相性のいい転職エージェントを選べた

1つ目の理由が求人を探し始める前に、まず自分と相性のいい転職エージェント選びに力を入れました。

初めての転職で失敗したくなかったこともあり、自分一人で動くよりもプロに伴走してもらうことを最優先に考えたからです。

最終的に私が選んだのはJACリクルートメントでしたが、合う・合わないは人によって違います。

YouTubeやSNS、ネットで「転職エージェント おすすめ」と検索すると情報はたくさん出てくるので、いくつか比較しながら自分に合うものを探してみてください。

私自身は、転職エージェントを活用することで、年収アップと理想の企業への転職を実現できました。

転職のプロが伴走してくれる安心感はもちろん、担当者しか知らない企業のリアルな情報を得られることも大きなメリットです。

転職できた理由②|納得感が得られるまで企業を受けなかった

2つ目の理由は、自分の中で納得感が得られるまで企業を受けなかったことです。

その納得感を得るためには、情報収集が必要不可欠で、特に転職エージェントからの生の情報を重視していました。

その情報を元に、転職会議やOpenWorkといった口コミサイトも併用しながら、自分なりに納得できるまで調べてから応募する形を取っていました。

転職エージェントの中には、とにかく転職させることを優先する担当者もいます。

「非公開求人です」と紹介されると、自分が特別扱いされているような気になることもありました。

そういった場面でも冷静に、複数の情報源を上手く活用しながら判断することが大切です。

納得感を持って応募できると、書類の内容にも自然と熱量が出ます。結果として、書類選考の通過率も上がると実感しています。

転職できた理由③|書類作成に徹底的にこだわった

3つ目の理由は、書類作成に徹底的にこだわったことです。

応募先を3社に絞っていたからこそ、職務経歴書は汎用的なものではなく、1社ごとに求める人物像に合わせて書き直すことができました。

特に意識したのは、以下の情報を隅々まで調べた上で「面接で何を聞かれるか」を想像しながら書き進めることです。

内容に行き詰まったときは、作成途中の書類を担当エージェントにメールして添削してもらいながら、悔いが残らないよう準備を重ねました。

応募したい企業を受けるチャンスは、基本的に募集が出ている1回きりです。

書類選考で躓けば、面接で自分の思いや入社後のビジョンを伝える機会すら得られません。

「もう少しこだわればよかった」と後悔しないためにも、書類は書き切ったと思えるまで仕上げることを強くおすすめします。

転職活動で必要な書類の具体的な書き方は、下記の記事で解説しています。あわせて参考にしてみてください。

30代転職で応募社数を増やしすぎると失敗しやすい理由

1社ごとの準備が浅くなる

応募数が増えるほど、1社にかけられる時間と労力は必然的に薄まります。

書類作成は一夜漬けで終わるものではなく、企業分析から内容の構成まで数日間かけて考える必要があります。

たとえば10社に同時応募した場合、締め切りが迫るにつれて「後半は別の企業の書類をコピペで少し変えるだけでいいか」という思考に陥りがちです。

そうなると、いつの間にか「本気で入りたい企業に入る」という目的が「とりあえず数を打つ」に変わってしまいます。

応募数を絞ることで選択肢は減りますが、その分本気で入社したい企業だけに照準を合わせられるというメリットがあります。

広く浅くより、狭く深くを意識することが、妥協しない転職につながります。

内定後の判断が雑になる

複数社を同時進行で受けるということは、仕事と転職活動を並行しながら、書類作成・面接対策を続けるということです。

その消耗が積み重なると、「やっと内定が出た、もうここでいいや」と冷静な判断ができなくなるリスクがあります。

転職活動の疲労は、応募数を減らすことで自分次第でコントロールできます。

数をこなす意識がなくなれば、1社1社をじっくり考えながら選考を進められるようになり、「とりあえず入社」という焦りも薄れていきます。

入社してから後悔しないためにも、企業数を増やしすぎることのリスクは頭に入れておいてください。

企業に応募する前に失敗しないための具体策

転職する目的と軸を整理する

企業を選ぶ前に、まず自分自身の転職の目的と軸をはっきりさせておくことが重要です。

転職での理想や優先順位を言語化しておかないと、転職活動中の判断にブレが生じてしまうからです。

たとえば転職の目的を「年収アップ」とした場合、以下の3つの視点で整理しておくと判断基準がぐっとクリアになります。

整理するコツは、「自分がどこに行きたいのか(=目的地)」を先に明確にし、次に「今どこにいるのか(=現在地)」を把握することです。

「転職でどうやって年収を上げていくか」を例に、目的地と現在地を整理してみましょう。

上記を参考に、今抱えている不満やモヤモヤを言葉として書き出してみることが第一歩です。

頭の中にあるものを言葉にすることで思考が整理され、「転職で叶えたいこと=目的と軸」が自然と見えてきます。

転職の軸を明確にする具体的な方法は、下記の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。

転職先で自分がしたい仕事を言語化する

転職の目的と軸が定まったら、次は「転職先で自分がしたい仕事」を言語化していきましょう。

そのための一番の方法は、実際に職務経歴書を書いてみることです。

職務経歴書には、以下のような内容を書いていきます。

これらを書き進める中で、自然と「自分がこれまでやってきたこと」と「これからありたい姿」が整理されていきます。

つまり、職務経歴書を書くこと自体が、転職の目的を言語化する練習になります。

初めて書く方は、何から書けばいいかわからず戸惑うことも多いと思います。私自身もそうでした。最初はうまく書けなくて当然です。

転職活動を始める前の今の段階から、練習のつもりで取り組んでみてください。

書き続けることで「こういう仕事がしたい」という言葉が具体的になり、自分のやりたい仕事とマッチした企業を見極める目も養われていきます。

職務経歴書の具体的な書き方は、下記の記事で解説しています。あわせて参考にしてみてください。

転職サイトと転職エージェントを併用して情報を集める

転職の目的と軸、そして自分がしたい仕事を言語化できたら、いよいよ転職サイトと転職エージェントを併用して情報収集に入りましょう。

ここまで自分自身をしっかり見つめてきた分、希望する業界・職種・企業の条件はある程度絞り込めているはずです。

情報収集の進め方としては、まず転職サイトで広く浅く求人を探すことから始めましょう。

気になる求人が見つかったら、転職エージェントに相談して「似たような企業の求人はないか」「非公開求人は出ていないか」を確認してみてください。

転職サイトで求人の全体像をつかみ、転職エージェントで深掘りする、この二段階の進め方が効率的です。

私自身の経験からも、最終的には転職エージェントのサポートを活用しながら転職活動を進めることをおすすめします。

おすすめの転職エージェントについては、下記の記事でまとめていますのであわせて参考にしてみてください。

まとめ|30代転職は「何社受けるか」より「どう受けるか」が大切

この記事では、30代転職で何社受けるべきかという疑問に対して、量より質の考え方を実体験と同期の事例をもとに解説してきました。

最後に、記事の内容を振り返ります。

  • 平均応募社数は約7〜10社だが、あくまでも参考値
  • 同期3人の事例が示すように、応募数より転職の目的と軸が成否を分ける
  • 応募数を増やしすぎると、準備の質の低下と内定後の判断ミスを招くリスクがある
  • 成功のカギは、エージェント選び・納得いくまで情報収集・書類へのこだわりの3つ

「何社受ければいいか」という問いへの答えは、人によって違います。

大切なのは、自分の転職の目的に合った企業を見つけ出し、万全の準備で応募することです。

そのためには自分の転職の目的や軸、理由をきちんと整理することが求められます。それをしなければ、どの方向に進めばいいか分からなくなるからです。

転職活動は長期戦になることもあります。

応募数を追いかけるのではなく、1社1社に向き合う姿勢が、最終的には理想の転職への一番の近道です。

この記事が、転職活動の参考になれば嬉しいです。

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