30代での転職は「スキルがないと厳しい」「未経験だと年収が下がる傾向にある」といったネガティブな情報がSNSやネット検索で多くみつかります
一方で「今の職種か業界のどちらか片方を残してずらし転職をすれば年収があがる」といったポジティブな意見も同様に多くみつかります
どちらの意見にも一理ありますが、実際に30代の転職で年収を上げるためには具体的な行動と対策を取ることが欠かせません
私は2年間の転職活動を経て、2024年に中小企業から大手企業へ転職し年収150万円アップを実現しました
活動をしていた期間のなかで、年収が上がる求人だけでなく下がる求人や現状維持の求人もオファーとして受け取った経験があります
この記事では、私の実体験をもとに転職先が決まるだけでなく、年収をしっかり上げるための具体的な方法をわかりやすく解説していきます
年収が下がってしまう原因にも触れていき、転職で年収をあげるための「やるべきこと」だけでなく「やってはいけないこと」も理解できる内容になります
30代の転職|年収を上げるのは本当に難しいのか

まずは現状を把握するために、30代で転職したさい本当に年収を上げるのは難しいのかという点について解説していきます
30代の転職|年収が上がらなかった人は約6割

出典:厚生労働省「令和6年上半期雇用動向調査結果の概況 P14」をもとに加工
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-1/dl/gaikyou.pdf)
厚生労働省の調査によると、30代で転職した人のうち年収は変わらない・下がったと回答した人は約6割になり、年収が上がったと回答した人は約4割になります
30代の転職は、年収が増加する人よりも維持・減少する人の割合が多い傾向となります
30代の転職|年収が下がる8つの原因について

ここでは30代の転職で年収が下がる8つの原因について、私自身の実体験も交えながら解説していきます
アピール材料を整理せずに転職活動を始めてしまう
年収が下がる原因として、これまでの経験をもとに自分のアピール材料の整理ができていないまま転職活動を始めてしまうことです
ここでいう経験は、仕事を通じて身につけたスキルや社内外の人脈、会社組織内で影響力を発揮してきたなどです
これらは転職活動を始める前にしっかり書き出しておくことがとても重要です
なぜなら、企業の求人票に必ず求める人物像が記載されており、求人に応募する前に自分のアピール材料が求めている人物像にどの程度当てはまるかを事前に判断する必要があるからです
また、求人票には「年収○○○万円〜○○○万円」といった幅のある年収レンジが記載されていることが多いです
私自身の経験で、たとえば企業が求める人物像の要素が3つあった場合、自分のアピールできる要素が1つ欠けるごとに、オファーされる年収レンジ内の位置が下がる感覚がありました
つまり、転職活動を始める前に今までの経験を洗い出し、どんな価値を企業に提供できるか=自分のアピール材料を明確にしておくことが大切です
また、経験の棚卸しという点からも転職の目的や軸を明確にすることは非常に有効です
その具体的な整理方法については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください
未経験の業界・職種にキャリアを変えて転職をする
自分のスキルや経験がゼロに近い状態での未経験業界・職種にキャリアを変える場合は、一時的に年収が下がる可能性があります
その理由はあなたをスキルや経験がない状態から即戦力の人財へ育成するために、教育コストや育成期間といった負担を企業側が見込まなければいけないからです
場合によっては現場の社員にマンツーマンで育成指導をお願いしなければいけないことから、企業としてはその分のコストも補うために、転職者の初年度の年収を低めに設定する可能性があります
ただし、すべての未経験転職で年収が下がるわけではありません
企業によっては、前職と同等またはそれ以上の年収を提示してくれる企業もありますので、事前にしっかりとした情報収集をしておくことが大切です
また厚生労働省が提供している職業情報提供サイト(job tag)では、各職業の仕事内容や平均年収、必要なスキルなどが詳しくまとめられています
未経験業界や職種の情報収集にぜひ活用してみてください
働いている会社と似ている会社に転職をする
働いている会社と似ている会社に転職する場合も年収が下がる可能性があります
私が転職活動を始めたての頃は「今の経験やスキルを活かせて、年収も上げられそうだから」という理由で、働いていた会社と似たような求人ばかりを探していました
ですが現実は、似たような会社を探すことは、収益モデルも今の会社とほぼ同じということになり、年収は維持かやや下がる求人が多い傾向でした
当時、担当してもらっていた転職エージェントからは「どの会社に入社するかで、年収の高い低いは決まる」と言われたことがあります
年収アップを狙うのであれば、収益構造が安定している企業や、新たな成長分野に力を入れている企業など「今と同じでもなにかしら違いのある会社」を意識して選ぶことが大切です
地方の企業に転職をする
自分のライフスタイルや働き方に対する価値観が変化し、地方への転職も選択肢に考える人もいます
たとえば
- これまで積み上げてきたスキルや経験を活かして地元に貢献したい
- 親の介護をきっかけに地元に戻りたい
- 自然に囲まれた環境で子育てをしたい
などの理由から、人によって地方へ転職する目的はさまざまです。しかし、地方への転職が必ずしも年収アップにつながるとは限りません
厚生労働省の都道府県別の賃金調査によると、平均月収が全国平均より高かったのは東京都・神奈川県・愛知県・大阪府の4都府県となり、いずれも大都市圏に集中しています
なかでも最も平均月収が高かったのは東京都の40万3,700円です
一方で平均月収が25万円台の都道府県もあり、東京都と比較するとその差は約15万円になります
これを年収で単純に換算すると約180万円(15万円×12ヶ月)の差になります
地方の企業へ転職する場合は、年収が下がる可能性があることも理解したうえで転職活動をすることが大切です
賞与(ボーナス)の支給期間や条件を把握していない
年収が下がる原因として、賞与(ボーナス)の支給期間や条件をきちんと把握していなかったことで年収が下がる可能性があります
例えば冬の賞与の算定期間が2024年6月〜12月だった場合、自分が2025年4月に入社したとすると賞与の算定期間には在籍していないことになるため冬の賞与は支給されません
つまり、1回分の賞与が支給されないことを考えると入社初年度の年収が一時的に下がる可能性があります
事前に転職先の賞与制度や支給タイミング、決算期なども事前に情報収集しておくことが大切です
業務効率化を推進している企業に転職する
転職先が業務効率化を推進している企業の場合、職場全体の雰囲気として残業ができない環境になってしまうと、結果的に実質的な年収が下がる可能性があります
これまで残業代を含めた収入を前提に生活設計していた場合、転職先で残業時間が大幅に減ることで、当然ながら残業代も減少します
もちろん残業が減ったとしても、基本給そのものが上がっていれば問題ありません。しかし、基本給が今とほとんど変わらなければ、年収は実質的に下がることになります
業務効率化が進んでいる企業への転職では、残業代が減る前提で基本給や年収水準を事前にしっかり計算することが大切です
家賃補助がない企業に転職する
転職先に家賃補助がない場合、実質的に年収が下がる可能性があります
たとえば、現在の会社で毎月5万円の家賃補助が支給されていたとすると、これが転職後にゼロになると年間で60万円(5万円 × 12ヶ月)の実質的な収入減となります
残業代と同様に基本給そのものが上がっていれば問題ありません
しかし、基本給が今と変わらないのであれば、見た目の年収は同じでも、手取りや生活水準は下がってしまいます
そのため、転職先の給与条件だけでなく、家賃補助のような福利厚生の内容もあわせてきちんと確認することが大切です
退職後の焦りから冷静な判断ができず転職をする
今の会社を退職してから転職活動を始める場合、経済的な不安や焦りから冷静な判断ができず、年収が下がる可能性があります
雇用保険の失業給付を受けながら転職活動を進めることもできますが、自己都合退職の場合は給付を受けられる期間が3ヶ月〜4ヶ月ほどです
もし退職前に給付以外の経済的な備えをしていない場合、金銭面の不安から心の余裕がなくなり、転職活動にも影響がでます
そのような不安定な状況のなかで仮に転職先が決まっても、本来であれば選ばないような条件のオファーを受けてしまい、前職より年収が下がるリスクが高まります
可能であれば今の仕事を続けながら転職活動を行うことをおすすめします
ただし、やむを得ず退職後に転職活動へ専念する場合は、事前に生活費を確保するなど経済的な基盤を整えて計画的に進めていくことが大切です
退職後に転職活動を考えている方に向けて、失業給付を受ける条件や手続きの流れ、申請時に必要な失業認定申告書の書き方を以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください
30代の転職|年収を上げるための具体的な行動と対策について

ここでは30代の転職で年収を上げるための具体的な行動と対策について、私自身の実体験も交えながら解説していきます
今の職場で成果をあげることにも目を向けて取り組む
30代の転職で年収をあげるためには、転職活動と並行して今の職場で成果をあげることに目を向けることが大切です
なぜなら過去の実績よりも今取り組んでいる仕事の方が情報として鮮度が高く、面接でも具体的に語りやすくなるからです
今の職場で任されている業務も真剣に取り組み、少しでも成果を残すことが転職活動でのアピールポイントになります
これは私自身の考えですが、今の職場で成果を出せない人が新しい職場でいきなり成果を出し年収アップにつなげるのは難しいと考えています
これは単なるスキルの問題ではなく、成果を出すために考え、動き、失敗し、改善していく姿勢や過程そのものが重要だからです
そうした試行錯誤を積み重ねる経験こそが、自信となり面接で堂々と年収アップを主張できる根拠になります
転職活動と現職のどちらか一方に偏らず、今の経験を未来のアピール材料に変える意識を持つことが、結果的に年収アップにつながります
転職する目的と軸を考えて明確にする
30代の転職で年収をあげるためには、転職する目的と軸を明確にすることが大切です
たとえば、目的と軸を年収に考える場合でも、以下のような視点で整理すると判断基準がクリアになります
- 年収をいくらまで上げたいのか|目標とする理想年収と最低ラインの年収を設定
- 年収さえあがれば満足なのか|年収以外に裁量などの転職で求めるものを明確にする
- 転職先でどうやって年収をあげていくのか|入社後のキャリアプランを立てる
整理するコツは「自分がどこに行きたいのか(=目的地)」を明確にし、次に「今どこにいるのか(=現在地)」を把握することです
具体例とし「転職先でどうやって年収をあげていくか」について考えてみます
目的地:転職先
年功序列に縛られず、成果で評価される企業。年齢に関係なく昇格のチャンスがあり、入社5年で+300万円の年収アップを目指せる環境
現在地:今の会社
年功序列が強く、成果を出しても昇格は遅い。社歴が長い人から昇格する文化で、5年・10年後の年収水準もわかっておりモチベーションが上がらない
まずは今の年収への不満やモヤモヤを具体的に紙に書き出してみることが大切です。書き出すことで頭のなかが整理されて、転職で叶えたいこと=目的と軸がみえてきます
転職の目的や軸を明確にするための方法を以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください
職務経歴書の内容に徹底的にこだわる
年収を上げる転職を実現するためには、職務経歴書の内容に徹底的にこだわることです
職務経歴書は、面接に進めるかどうか左右する書類選考の要となり、特に重要なのが企業や業界をしっかり分析したうえで、それぞれ応募する企業ごとに内容を考えて作成することです
企業ごとに内容を分けるのは面倒と感じて、同じ内容をコピーして使い回すことをしてしまうと年収アップにつながる転職は難しいです
なぜなら、企業ごとに文化・理念・扱う商品やサービスは異なりどの会社にも通用する職務経歴書というものは存在しないからです
だからこそ年収を上げるのであれば、企業や業界を徹底的にリサーチし、自分のスキル・経験と企業が求める人物像をどう重ねるかを真剣に考えることが大切です
職務経歴書の具体的な書き方については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください
ワンスキル転職|職種はそのままに複数分野に事業展開している企業を選ぶ
年収を上げる転職を実現するためには、現在の職種はそのままに業界だけ変える戦略的な転職をすることも有効な手段です
私は実際にこの転職方法で年収150万円アップを実現しました。
このように、ひとつのスキル(=職種)を軸に業界だけをシフトする転職方法を私は「ワンスキル転職」と名付けています
私は、もともと美容業界のメーカーで営業職でしたが、転職後は食品・医薬・美容業界など複数分野に事業展開しているメーカーの営業職として働いています
この転職で特に良かったことは、複数分野にビジネスを展開している企業を転職先に選んだことです
実際に転職してみて、複数分野にビジネス展開している企業では、さまざまな部署やポジションがあり、自分の経験やスキルが活かせる場所も見つかりやすいということです
結果として入社後に成果を出しやすくなり、年収アップにもつながりやすい転職が実現できます
また年収以外の視点から、30代スキルなしの男性でも成功できる転職戦略について解説している記事もあります
より確実に転職成功を目指したい方は、ぜひ以下の記事もあわせて参考にしてみてください
志望する企業や業界に直結する資格を取得する
年収を上げる転職を実現するためには、志望する企業や業界に直結する資格を取得することも大切な要素です
ただし注意点としては、適当になんとなくで資格を選ぶのはNGです。目的は転職に活かすことなので、時間と労力をかけて取得しても転職に活かせなければ意味がありません
たとえば不動産業界の志望であれば宅地建物取引⼠、金融業界なら日商簿記など業界に直結した資格を選ぶことが大切です
実用的な資格を取得すれば履歴書に書くことができるので取得するメリットもあります
資格取得の際には、教育訓練給付制度の活用がおすすめです。この制度は、対象講座を受講し条件を満たせば、受講費用の一部がハローワークから支給される制度です
うまく制度を活用すれば、経済的な負担を抑えながらスキルアップが可能になります
教育訓練給付制度について詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアアドバイザーのサポートを活用する
年収を上げる転職を実現するためには、キャリアアドバイザー(転職エージェント)のサポートを活用することは必要不可欠です
私は、実際にキャリアアドバイザーのサポートを活用して年収を上げる転職に成功をしました
職務経歴書の添削や面接の対策など実践的なサポートに加えて志望企業や業界の最新情報も教えてもらえるので非常に心強いパートナーでした
まずは自分の転職の目的や軸をキャリアアドバイザーに面談で伝えながら、転職の方向性を相談してみるのがおすすめです
プロの視点から自分に合った企業や業界、転職活動のすすめ方のアドバイスをもらえます
キャリアアドバイザーの活用のコツや転職サイトとの違いについて以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください
30代の転職|未来の年収を前提にした言葉はうのみにしないこと

ここでは「入社後に成果を出せば年収アップできます」「残業も少なく効率的に働けば年収は上がります」といった未来の年収を前提にした言葉の注意点について解説をしていきます
成果を出したら年収アップしますは安全な約束ではない
私も実際に言われたことがありますが、内定後の条件交渉の場で「入社後に成果を出したら年収アップできます」と言われることは決して珍しくありません
ですが、この言葉をそのままうのみにしてしまうのは危険です。そもそも最初に提示される年収が低めに抑えられている可能性があります
なぜなら数回の面接だけで「この人が必ず活躍する」とは判断できないため、企業側もリスク回避するために控えめな条件を提示しているからです
長期的に見れば、成果を出して実際に年収が上がる可能性もあります。しかし、本来の目的は未来の年収ではなく転職後すぐに年収が上がることです
また、企業の業績悪化や組織変更などで予定していた昇給がなくなるリスクもあります。「話が違う」と思っても、入社してからでは取り返しがつかないです
転職する本来の目的を見失わず、入社後すぐの年収にこだわることを強くおすすめします
働き方改革を推奨している企業が必ずしも万人に合うとは限らない
転職する理由として、年収以外でリモートワークやフレックスタイム制など、働き方改革が進んでいる企業に魅力を感じる人も多いと思います
しかし注意したいのは、働き方改革=効率的に生産性を上げる働き方を求められる環境だということです
実際に私は効率重視の企業に入社しましたが、残業はしっかりと制限され36協定(サブロク協定)も厳格に守られています
これまで残業代込みで生活設計をしていた人にとっては、転職後に残業時間が減ることで年収が大きく下がる可能性があります
さらに周りが早く帰る中で自分だけ残業を続けていると「非効率」「生産性が低い」と見られてしまい、職場での居心地が悪くなることも考えられます
そしてなによりいくら制度が整っていても、肝心の転職前に提示される年収が高くなければ意味がありません
効率重視についていけず成果を出せなければ、当然ながら年収アップも期待できません
働き方改革という言葉はとても前向きですが、大切なのはその働き方が自分に合っているかどうかです。しっかりと見極めてから転職先を選ぶことが大切です
30代の転職|年収アップが成功したあとに理解しておくべきこと

ここでは、私自身の実体験も交えながら、転職後に気をつけたいことや事前に理解しておくべきポイントを解説していきます
転職後2年目までは生活水準を上げない
私自身の経験でもありますが、年収が上がって転職すると基本給も上がるため日々の生活が楽になったと実感します
基本給が上がることはとても喜ばしいことですが、転職後すぐに生活水準を引き上げるのは注意が必要です
転職直後は、環境変化に順応する期間も必要で、思うように成果が出せないことがあります
成果が出なければ期待されていた評価に届かず、昇給どころか減給の可能性もゼロではありません
そのため1年目は環境に慣れるための助走期間、2年目は成果を積み上げる期間と位置づけ長期的な目線で考えることが大切です
年数を重ねるごとに自分のペースをつかみ、結果が出始めたうえで少しずつ生活水準を上げていくことが理想的です
年収が上がると同時に次の転職のハードルも上がる
数年後にさらなるキャリアアップを目指したい場合、今の会社で叶わなければ再び転職を考えることになります
このとき忘れてはいけないことは、現在の自分の年収水準です
今の年収が高ければその水準をキープしたいという思いから、次も同等以上の年収を条件に求人を探すことになります
たとえば30歳で年収が上がる転職をし、35歳で次の転職を考えたとします
もしその5年間で実績やスキルをなにも積んでいなければ、次の転職で年収アップどころか現状維持すら難しくなる可能性があります
転職で年収が上がったことに一喜一憂するのではなく、次の転職でも年収水準を高くキープできるようなキャリアプランを考えておくことが大切です
転職先では高い成果とマネジメントが求められる
高年収でオファーを受けたということは、書類選考や面接の段階で高い評価を得た証でもあります
つまり企業側はあなたに対して期待値の高い即戦力人財としての役割を求めているということです
求人票に記載された求める人物像に一日でも早く近づき、目に見える形で高い成果を出すことが会社から求められるミッションです
特に30代は、会社組織を引っ張るリーダーや部下を育てるマネジメントの資質も期待される年代です
高い年収で採用されたということは、それだけ期待値も高いことになりプレッシャーもあります
ですがまずは会社が自分自身に期待していることをきちんと理解し、それにふさわしい行動と成果を積み重ねていくことが大切です
周囲からの期待値が高くなりギャップに苦しむ
これは私自身の実体験であり、今まさに悩んでいることでもあります
高年収でオファーをもらうことでそれなりの役職にも就き、社内からの高い期待値とのギャップに苦しみます
私が入社した会社は、配属された部署ではまだ転職者が少なく新卒から長く働いている社員の方が多い環境です
そのため私は「外部から来て、新しい発想や創造をもたらしてくれる人」と思われています。よく聞かれるのが「この制度どう思う?」「会社の改善点は何かある?」といった質問です
会社としては、固定化された文化にメスを入れ新しい風を吹き込んでほしいという期待があるのだと思います
しかし、その期待に応えられていない自分とのギャップにプレッシャーを感じてしまう日々も少なくなりません
こうした精神的な負担が続くと「自分は何のために転職したのか」と転職の目的や軸を見失うこともあります
だからこそ転職して迷ったときは一度立ち止まってみることも必要です。改めて冷静に転職前に掲げた目的や軸に立ち返ることがとても大切です
まとめ
この記事では、私の実体験をもとに転職先が決まるだけでなく、年収をしっかり上げるための具体的な方法を解説してきました
年収を上げるためにやるべきことだけでなく、やってはいけないことも理解することで転職で年収アップを実現するための道筋が見えてきたと思います
30代の転職で年収を上げるのは簡単なことではありません
ですが、戦略的に行動し転職エージェントなどもうまく活用すれば、自分の理想の年収に近づくことは十分可能です
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