という疑問にお答えします
結論から言うと、一次面接の通過率をあげるためのポイントは3つです
この3つをしっかり抑えるだけで、一次面接の通過率は確実に上がります
地味なことではありますが「準備力」で勝負が決まります

・え、それだけ? なんだか当たり前じゃない?
・忙しくてそんな準備に時間をかけられないんだけど…
・最短で通過率をアップさせる方法を教えて欲しいんだけど…
そう感じる方も多いと思います
しかし、面接で結果を出している人ほど、こうした地味な準備を徹底しています
やるか・やらないかの差が、そのまま通過率に反映されます
私は30代で初めて転職活動を行い、次の3社を受けました
結果として、3社中2社の一次面接を突破し、最終的に大手食品メーカーへの転職に成功しました
その裏には、先ほどあげた3つの準備を試行錯誤しながら徹底的にやり抜いたことです
この記事では、私の実体験をもとに、一次面接の通過率を100%まであげる具体的な準備方法を解説します
一次面接の特徴の整理
まず初めに一次面接の特徴について整理をしていきます

一次面接で評価されるポイントについて
一次面接で評価されるポイントは、私が実際に受けた企業では共通して、次のような人財が求められていました

一次面接の面接官は、多くの場合、現場でチームを率いる管理職クラスの方です
つまり「現場で成果を出せる力」と「現場で周囲を巻き込む力」の両方が重視されます
これまで自分が現場で経験してきた業務内容や成果を、相手の求める人材像とリンクさせて具体的に伝えることが大切です
一次面接を突破するためには、まず企業がどんな人財を求めているかを事前に把握することです
一次面接の通過率について
一次面接の通過率については、受ける業界・業種によっても異なりますが、一般的には平均30%〜50%と言われています

10人に対して3 人〜5人しか通過できず、半分以上が一次面接で落ちるということです
一次面接とはいえ、通過するのは非常にハードルが高いことから、油断をせずしっかり面接準備をすることが大切です
体験談|一次面接の結果通知の連絡について
私が実際に一次面接を受けた2社の結果通知と通過理由のフィードバックは以下のとおりです

私は、どちらも転職エージェント経由で結果通知を受け取りました
このフィードバックから感じたのは、面接官に入社後に活躍している姿を具体的に想像させることが大切だということです
実際、私の場合も入社後の再現イメージが明確に伝わったことで、結果通知の連絡が早く、好印象を持ってもらえたと感じています
実践対策|一次面接の通過率を100%にする準備方法
ここでは、私が実際に行っていた一次面接の準備方法について解説をしていきます

企業研究をして自分の言葉で語れるようにする
一次面接の準備で最も大切なのは企業理解を深め、自分の言葉で語れる状態にしておくことです
その理由は、職務経歴書の内容を応募企業ごとにカスタマイズする必要があるからです
たとえば企業ごとに文化やビジネスモデル、成長戦略は異なります
面接を受ける企業一つ一つに対して丁寧に理解を深め、自分の経験をその企業の求める人物像に結びつけながら自分の言葉で語れる準備が大切です
ここまですることで、面接での回答がより的確になり、面接官にも「この人は自社をよく理解して回答している」と好印象をもたれます
保存版|企業研究をすべき情報リスト

これらは、企業HPを見なくても口頭で説明できるレベルまで理解しておくのが理想です
また上場企業であれば、IR情報(決算資料・株主質疑応答資料)にも目を通しておきましょう
特に直近3年分を確認すると、企業の経営課題・注力事業・成長戦略などが見えてきます
「そこまでやる必要がある?」と思うぐらいまで企業研究を行うことで、面接の受け答えに厚みがが生まれ、熱意が言葉にしっかりのってきます
職務経歴書を面接仕様にアップデートする
企業研究が一通り終われば、次は職務経歴書を面接仕様に仕上げる作業に入ります

事前に提出した職務経歴書は、書類選考を通過させるための読ませる資料です
そのため内容としては端的で要点だけがまとめられているだけで、面接仕様にはなっていません
面接では、職務経歴書の内容を深堀りされるため、面接仕様にアップデートする必要があります
職務経歴書に書いた内容はそのままに、話すための構成に作り変えることが大切です
転職エージェントに面接対策の依頼をする
企業研究と職務経歴書の準備が整ったら、次は実際に声に出して話す練習をしてみましょう
「面接の練習をお願いするのが恥ずかしい…」という方も多いですが、話す練習をするかどうかで、面接の結果は大きく変わります
特におすすめなのが、転職エージェントに面接対策を依頼することです

面接の練習に付き合ってもらえますし、なによりも以下の情報も得られることが大きいです
面接の練習だけでなく、過去の面接データや質問傾向の情報を得られることで、一次面接の通過率をアップさせることにつなげることができます
転職エージェントに面接対策で感じた効果
私は転職エージェントを利用して転職活動を行いましたが、面接対策をお願いするだけでなく、通過率を上げるための情報収集にも力を入れていました
一人で面接準備をしていると
と不安になることがたくさんありました
しかし、転職エージェントのサポートを受けることで、
といった効果があり、結果的に面接の通過率アップにつながり、大手企業から内定をいただくことができました
おすすめ転職エージェント|JACリクルートメント

おすすめ度:★★★★★
求人数:22,579件(2025年10月現在)
特徴:外資系企業、日系大手、メガベンチャーなどハイクラス求人を強みとする転職エージェント
私が利用した転職エージェントの中で、最もおすすめしたいのがJACリクルートメントです
JACリクルートメントは、2025年に創業50周年を迎える歴史ある転職エージェントです
おすすめしたいポイントは、サポートの質が非常に高いことです
担当コンサルタントの対応が丁寧で、常に寄り添いながらも的確に転職成功へ導いてくれます
特に良かったポイントは以下の3つです
JACリクルートメントは、求人の“量”よりも“質”を重視している印象があります
「他の転職サイトに複数登録しているけれど、求人が多すぎて選びきれない…」そんな方にも、JACリクルートメントは特におすすめです
そして、担当の方から「今すぐ転職を考えていなくても、情報収集だけでも大歓迎ですよ」と言われたのも印象的でした
まずは無料登録をして面談を受けてみることをおすすめします
今の仕事に抱えているモヤモヤや、将来のキャリアの方向性について相談するだけでも、新しい発見があります
おすすめ転職エージェント|キャリアチケット

おすすめ度:★★★★☆
求人数:非公開
特徴:成長企業特化型転職エージェントサービス
私が利用した転職エージェントの中で、次におすすめしたいのがキャリアチケット転職エージェントです
キャリアチケット転職エージェントは、レバレジーズ株式会社が運営する転職エージェントです
25〜35歳の成長意欲あふれる若手人材に特化し、企業と直接つながるダイレクトリクルーティング型を採用しています
目先の転職活動だけでなく、中長期的なキャリア形成までサポートしてくれる点も大きな魅力です
「これからどんなスキルを身につけたいか」「どんなキャリアを歩みたいか」といった理想像の言語化を一緒に考え、伴走してくれるパートナーとして心強い存在になってくれます
面接当日の対策|一次面接の通過率を100%にする準備方法
ここでは、面接当日の準備方法を解説していきます

清潔感のある身だしなみを整えておく
面接は、対面でもオンラインでも、人と会ってお互いのことを確かめ合う場です
どんなに話の内容が良くても、見た目の印象が悪ければ評価は上がりません
特に、以下のような状態は要注意です
清潔感がないだけで「だらしない」「細かい部分に注意が払えない」と感じられてしまいます
神は細部に宿ると言われるように、清潔感保つこそが第一印象の信頼度を決める要素です
鏡の前で全身を確認し、スーツのシワや靴の汚れ、髪型の乱れまで整えた上で、自信を持って面接に臨みましょう
面接官と対話する意識を持つ
面接当日は緊張しますが、意識すべきなのは答えるではなく、対話をするという姿勢です
面接官から質問を受けたとき
といった一言だけの回答で終わらせてしまうのはNGです
質問の意図を考えながら、自分の考えや経験を添えて返すことで、アピールにつながり面接官もその後の質問もしやすくなります
たとえば
といった具合に、一歩踏み込んだ答え方を意識してみましょう
業界用語・専門用語は使わないようにする
面接でついやってしまいがちなのが、業界用語や専門用語をそのまま使ってしまうことです
同じ業界への転職であれば通じることもありますが、異業種・異職種の場合、相手にまったく伝わりません
そのため、できるだけシンプルな言葉に言い換える準備をしておきましょう
私は「社内では常識でも、一歩外に出れば非常識」という意識で面接に臨んでいました
言葉選びを丁寧にするだけでも、伝わりやすさと印象の良さが格段に上がります
一次面接になかなか通過できない人の傾向
ここでは、書類選考には通過はするけど、一次面接が通過できない人の傾向について解説します

転職の軸や理由が定まっていない状態
自分の中で転職の軸や理由がしっかり定まっていない状態で面接を受けることです
面接では、次のような質問は確実に聞かれます
ストレートに聞かれることもあれば、職務経歴書の内容に絡めて遠回しに確認されることもあります
転職の軸や理由があいまいだと、その場を取り繕うような回答になり、質問の意図とズレた返答をしてしまいます
そうなると、面接官に「考えが浅い」「一貫性がない」と判断され、結果として一次面接の通過が難しくなります
企業研究をまったくせずに一次面接に臨むのはNG
これは言うまでもありませんが、企業研究をまったくせずに一次面接に臨むのはNGです
企業に入社したいから応募している以上、事前に企業研究をしていないというのは「とりあえず応募してみた」と同じ行為に見えてしまいます
面接官の質問に対して、職務経歴書に書いてある内容をそのまま深掘りして答えるだけでは「それなら職務経歴書を読めば十分」と思われます
面接官が本当に知りたいのは
という「自分なりの視点」や「企業との接点」です
企業研究を徹底し、自分の経験と企業の方向性を結びつける準備をしなければ、一次面接の通過は難しいです
質問に対してダラダラと長く話してしまう
一次面接でよくある失敗が、質問に対してダラダラと長く話してしまうことです
最初はしっかり答えようと思っていても、話しているうちに余計な情報を付け足してしまいます
結局「何を伝えたかったのか」が自分でもわからなくなるパターンです
原因は大きく2つです
結果として、話がまとまらず印象がぼやけ、一次面接を不完全燃焼のまま終えることになります
当然、一次面接の通過の可能性も下がってしまいます
面接では「短く・的確に・結論から話す・余計なことは話さない」が鉄則です
また、質問に対して、結論→理由→具体例の順で答えることを意識するだけで、話す内容が整理され伝わりやすくなります
体験談|実際に一次面接で聞かれた質問を厳選

冒頭に1分間の自己紹介
私が一次面接を受けた2社では、どちらも冒頭に1分間の自己紹介の時間がありました
自己紹介では、現在の職務内容を踏まえながら、自分のアピールポイントを簡潔に伝えることが求められました
イメージとしては、職務経歴書の職務要約部分をアレンジして伝えるイメージです
たとえば、自己紹介はこのように話をしていました
このように
を順番にまとめることで、自己紹介全体がきれいに締まるのでおすすめです
転職を考えた理由
転職を考えた理由は、一次面接で必ず聞かれるので心づもりをしておくほうがいいです
一次面接では、現場の管理職クラスが面接官であることが多いため、現場目線での転職理由が問われると考えておきましょう
たとえば、転職理由の例として
重要なのは、転職理由を受ける企業ごとにアレンジすることです
受ける企業の理念や事業内容に合わせて伝え方を変えることが大切になります
また、自分の転職軸を改めて見直してみるのもおすすめです
軸が明確になっていれば、どんな質問にもブレずに答えられるようになります
職務経歴書の深堀り質問
一次面接は、基本的に書類選考で提出した職務経歴書の内容をもとに進みます
職務経歴書は限られた文字数の中で要点をまとめているため、どうしても詳しい背景までは書ききれません
そのため、面接ではその内容を中心に深掘り質問がされると考えておきましょう
たとえば、面接準備でよく取り上げられるテーマとしては、次のようなものがあります
ただし、これらはストレートに質問されることは少ないです
多くの場合、職務経歴書に書かれている内容と紐づけて
といった形で深掘りされます
ですので、改めて自分の経験を振り返りながら、職務経歴書の各エピソードと自分の考え・想いをリンクさせて話せる準備をしておくことが大切です
今後のキャリアビジョン
今後のキャリアビジョンについては、一次面接を受けた2社ともに質問をされました
今後のキャリアビジョンを考えるうえで大切なのは、転職理由と志望動機との一貫性を持たせることです
キャリアビジョンを考えるときは、以下の3つの流れで整理するとスムーズです
このように、転職理由 → 志望動機 → キャリアビジョンを一つのストーリーとしてつなげることで、話に具体性と説得力が生まれますので参考にしてみてください
体験談|実際に一次面接で逆質問していた内容
ここでは、私が実際に一次面接で逆質問していた内容を解説していきます

4つの逆質問リスト集
一次面接では、最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがほとんどです
私はこのタイミングで、あらかじめ以下の4つの中から1つを聞くと決めていました
面接時間の都合上、質問できるのは多くても1〜2つ程度です
ですので、たくさん準備するよりも「聞く目的を明確にした質問を数個に絞る」ことが大切です
逆質問で企業を見極める
私は逆質問では、面接の感触や通過の見込みを遠回しに確認できる質問を意識していました
特に2社ともに投げかけた逆質問は
この質問は、現場の雰囲気やカルチャーとの相性を確認できます
面接官から働いている社員と合いそうですなどのポジティブな返答があれば、一次面接通過の確率が高いと感じることが多かったです
面接というと企業が自分を選ぶ場と思ってしまいますが、自分も企業を選ぶ立場にあります
逆質問は、自分が企業を見極めるための唯一のチャンスでもあります
限られた時間ではありますが、自分にとって本当に合う会社かどうかを確認する場として大切に使いましょう
まとめ
この記事では私の実体験をもとに、一次面接の通過率を100%まであげる具体的な準備方法を解説してきました
冒頭でも触れたとおり、一次面接の通過率を上げるポイントは次の3つです
この3つを徹底することで、一次面接の通過率は確実に上がります
今までのキャリアを軸に「入社後、現場でどんな成果を出せるのか」「会社組織にどう貢献できるのか」を自分の言葉で伝える意識を持ちましょう
面接当日は、想定外の質問が来ることもありますが、焦らず一呼吸おいて答えれば大丈夫です
質問の多くは職務経歴書の内容に沿っているため、準備をしっかりしていれば対応できます
もし質問の意図がわからないときは、「恐れ入りますが、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」と聞き返す勇気を持ってください
わかったふりをして答えるよりも、誠実に聞き直すほうが印象はずっと良くなります
最後に大切なことなのでお伝えすると、一次面接の通過率を上げるための最大のコツは、誰もやらない地道な準備を淡々と続けることです
一次面接がうまくいきますように。心から応援しています!



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