30代で初めて異業界メーカーのハイクラス転職に挑戦しようと思っても
- ネットにある履歴書・職務経歴書の情報は誰でも使える汎用的なものばかり
- 書き方のノウハウは理解したけどメーカー転職に通用する書き方がわからない
- メーカー転職に特化した実践的な履歴書・職務経歴書のテンプレが欲しい
一般的な書き方のコツは身につけられても、30代・異業界メーカーからのハイクラス転職に直結する実践的なノウハウはなかなか見つかりません
この記事では、私が日系大手メーカーに書類通過した履歴書・職務経歴書テンプレートの実例とともに解説します
私は日系中小化粧品メーカーから日系大手食品メーカーへの転職に成功し、年収を150万円アップさせました
応募先はすべて売上1兆円以上規模の大手企業で、3社中3社の書類選考に通過しています
この記事を読むことで
- 異業界メーカーに通用する履歴書・職務経歴書の土台が作れる
- 自分の経歴に合わせてアレンジできる実践的なテンプレートが手に入る
- 30代初めてのハイクラス転職でも、自信を持って挑戦できる
読み終えるころには、30代・異業界メーカーのハイクラス転職に通用する履歴書・職務経歴書を自分の力で書ける状態になっています
履歴書の書き方について

まず履歴書の書き方について解説をしていきます
履歴書作成前におさえておくべきポイント
履歴書作成で最も大切なポイントは「シンプルかつ簡潔に。余計なことは書かない」ということです
履歴書は、氏名・住所・年齢・学歴・資格など、最低限の自己紹介をするための資料だからです
必要以上に情報を詰め込みすぎると、企業採用担当者が知りたい重要な部分が埋もれてしまう可能性があります
例えば、応募する企業と関連性のない資格を多く記載すると「本当に応募先のことを理解しているのだろうか?」という印象を与え、マイナスに働く可能性があります
また、履歴書の空白が気になって無理に埋めたくなる心理もありますが、そこは無理に埋めようとせず応募先に関連性のある情報だけを選んで書きましょう
履歴書はシンプルかつ簡潔にまとめ、不要な情報は入れないことが鉄則です。余計な情報は削ぎ落とし、必要な情報だけで盛り込んでおけば大丈夫です
履歴書テンプレート|私が異業界メーカーに提出した履歴書
私が実際に使用した履歴書テンプレートをご紹介します
このテンプレートは「シンプルかつ簡潔に。余計なことは書かない」に基づいて、不要な項目を省き、必要な情報だけを簡潔にまとめています
ダウンロードしていただくと分かりますが、この履歴書には志望動機欄と自己PR欄がありません
後ほど志望動機欄と自己PR欄については詳しく解説はしますが、私はこの形式で応募した異業界メーカー3社すべてに提出し、すべて書類選考を通過しました
志望動機や自己PRに悩んでいる方は、思い切ってその欄を削除してしまっても問題ありません
このテンプレートをもとに履歴書作成の参考にしてみてください
志望動機欄・自己PR欄|すべて削除する
私は履歴書の志望動機欄と自己PR欄を削除して提出していました
その理由は、これらの内容は職務経歴書にも含めることができ「履歴書と職務経歴書の両方に書く必要があるのか?」と疑問に感じたからです
履歴書から志望動機と自己PR欄を削除しておけば、他企業に応募するさいも日付や資格欄だけを修正すれば使い回しが可能です
一度作成してしまえば、改めて作成する必要もなく時短にもなり効率的に転職活動を進められます
また、当時の転職エージェントからも「志望動機と自己PRは職務経歴書の中でしっかり内容に盛り込めば問題ない」とアドバイスを受けました
書く欄があることで「何か書かなければならない」と考えてしまうため、思い切って削除することをおすすめします
実際の面接では、質問のほとんどが職務経歴書をもとに行われます。履歴書に時間をかけるよりも、職務経歴書の内容を磨き質を高めることに優先的に時間を割いてください
学歴・職歴|書き方のポイントは2つ
学歴・職歴を書くときのポイントは2つです
- 和暦ではなく西暦で統一すること
- 高校や大学名、会社名は略さずに正式名称でしっかり書くこと
西暦で統一する理由は、企業側が年数の計算をしやすくなるからです
当時の転職エージェントから「西暦で統一しておくと企業採用担当者が年数の計算がしやすい」とアドバイスを受けたこともありました
また、学校名や会社名を略称で書くと、担当者によっては正確に伝わらない可能性があります。必ず正式名称で記載し、誤解のない書き方をしておきましょう
学歴|高校卒業以降の学歴から書く
書くときのポイントは、高校卒業以降の学歴を書けば問題ありません
ただし、それ以外のケースも考えられますので以下の内容も参考にしてください
中学校で最終学歴が終わっている場合は、以下のように書きます
例)〇〇年〇月〇〇中学校 卒業
高校や大学を中途退学した場合は、以下のように書きます
例1)〇〇年〇月〇〇高等学校 中途退学
例2)〇〇年〇月〇〇大学 中途退学
※このとき退学理由は書かなくても大丈夫です
大学院の方は「卒業」ではなく「修了」 と以下のように書くのが正しいです
例)〇〇年〇月〇〇大学大学院 △△研究科 修了
職歴|シンプルかつ簡潔に書くことが大切
書くときのポイントは「勤務している(またはしていた)会社名」と「入社日・退職日」だけを簡潔に書くことです
ここでは勤務地・部署・役職などの詳細については書かなくても問題ありません
理由としては、履歴書は最低限の自己紹介をするための資料であり、詳細な経歴や実績は職務経歴書で補足をすれば問題ないからです
また、学歴同様にいくつかのケースに応じた書き方について理解しておくと安心です
自己都合退職の場合は、以下のように書きます
例)〇〇年〇〇月〇〇株式会社 一身上の都合により退職
会社都合退職の場合は、以下のように書きます
例)〇〇年〇〇月〇〇株式会社 会社都合により退職
履歴書には退職理由の詳細まで記載する必要はありませんが、面接で退職理由を尋ねられる可能性があるため、その場でしっかり説明できるよう準備はしておいてください
最後に、今も勤めている場合は職歴の末尾に「現在に至る」と必ず記載するようにしてください。この一文が抜けてしまうと在職中かどうかが伝わらなくなるため注意が必要です

免許・資格|書き方のポイントは3つ
免許・資格の書くときのポイントは3つです
- 保有している免許・資格は基本的にすべて書いてOK
- 応募する企業や職種に活かせるものを優先して書く
- 入社後に自分の「武器」「アピールポイント」になる資格を書く
例えば、消費財メーカーの営業職に応募する場合「インテリアコーディネーター」のように業務と関連性の薄い資格はアピール効果が弱くなります
企業や業界との関連性が高い資格を優先して書くことで、採用担当者に「この人は活かせるスキルを持っている」と好印象をもってもらえる可能性があります
保有している免許・資格は基本的にすべて書いてOKですが、応募する企業や業界で活かせる免許・資格をしっかり厳選して書くことが大切です
また保有している資格や免許の名称は、学歴や会社名と同様に略さず正式名称で書きましょう。これも大切なポイントです
本人希望記入欄|「貴社規定に従います」と書くだけでOK
本人希望記入欄には、給与や勤務地などの希望条件は記載せず「貴社規定に従います」と1行だけ書けば十分です
その理由は、この履歴書が誰の目に触れるか分からないからです
仮に給与や勤務地の希望が決定権のない社員の目に入った場合、不必要な先入観を持たれる可能性があります
転職エージェント経由でも直接応募でも、この欄は「貴社規定に従います」としておくのが無難です
給与や勤務地などの希望条件は、書類選考通過後の面接で伝える機会はあります。その場でしっかりと自分の言葉で交渉すれば問題ありません
証明写真|撮影スタジオでプロに撮ってもらう
証明写真は、必ず撮影スタジオでプロにお願いしましょう
駅構内の証明写真機やスマホアプリでは、背景色の調整や表情作りが難しく、履歴書にふさわしくない仕上がりになってしまうからです
私自身、最初は「写真にお金をかけるのはもったいない」という思いから証明写真機やスマホアプリで撮影しました
しかし、表情が硬かったり背景が暗かったりと、どうしても簡易的に撮った印象でした。特にスマホ撮影は自撮り感が強く、面接に臨む書類としては不適切に感じました
こうした写真で提出すると、採用担当者から「本気度が伝わらない」「細部に気を配れない人なのかも」といったネガティブな印象を持たれる可能性もあるかもしれません
一方、スタジオ撮影であれば、プロの視点で明るく自然な表情に仕上げてもらえ、必要に応じて補正も加えてくれるため履歴書全体の完成度が高まります
多少の費用はかかりますが、清潔感・誠実さ・本気度を伝えられる一枚に仕上がることを考えれば、先行投資として最初からプロにお願いすることをおすすめします
職務経歴書の書き方について

ここでは、職務経歴書の書き方について解説をしていき
職務経歴書作成前におさえておくべきポイント
職務経歴書は基本的に自由形式で作成する書類のため「これが正解」という書き方は存在しません
とはいえ、書類選考を通過しやすくするために事前に押さえておくべき重要なポイントが3つあります
- 職務経歴書は「最後まで読まれない可能性がある」ことを前提に書く
- 冒頭の職務概要(5行程度・250文字前後)で企業担当者の心を掴む
- 略語・業界用語・社内独自の言い回しは避ける
企業担当者は、自分1人の職務経歴書だけでに目を通しているわけではないので、冒頭の数行を読んで興味をもってもらえなければ、最後まで読まれない可能性も十分に考えられます
たとえば、本やSNS投稿の冒頭を読んで「なんか違う」と感じてすぐに閉じた経験があると思います。職務経歴書もそれと似た読まれ方をするイメージだと考えています
最初に目に入る職務概要は、まさに勝負のポイントです。ここで企業採用担当者の関心を引けなければ、その後にどれだけ良いことが書かれていても読まれずに終わります
そして職務経歴書は、採用担当者にとって「読んですぐ理解できるか」も重要なポイントですので、誰が読んでも理解できる表現を心がけましょう
職務経歴書テンプレート|私が異業界メーカーに提出した職務経歴書
私が実際に異業界メーカーへの応募で提出した職務経歴書テンプレートをご紹介します
このテンプレートの最大のポイントは、冒頭の職務概要(5行程度・約250文字)で企業担当者の心を掴むことに注力している点です
職務概要には、仕事に対する考え方、具体的な行動、会社組織における立ち位置、そして転職活動の背景までを盛り込みます
そのうえで、後に続く「活かせる経験・スキル・強み」「業務内容」「志望動機」「今後のキャリアプラン」まで一貫性のあるストーリーになるよう構成しています
冒頭数行の重要性は私自身の経験からも実感しており、面接でも冒頭の職務概要に書いてある内容から質問されたことも多かったです
このテンプレートを活用し、冒頭から心を掴む職務経歴書作成の参考にしてください
職務経歴書|各項目の作成ポイント

ここでは、職務経歴書の各項目の作成ポイントについて解説をしていきます
あらかじめ職務経歴書テンプレートをダウンロードし、テンプレートを見ながら記事を読むとより理解が深まります
職務概要|5行(250文字程度)でまとめる
職務経歴書の中で最も重要なのは、冒頭に書く職務概要です
実際の面接でも、この冒頭数行をきっかけに質問されることが多かった印象で、ここで読み手の心を掴めればその先の内容までしっかり読んでもらえるからです
職務概要をまとめるさいは、以下4つのポイントを意識すると構成が整いやすくなります
- 現職でどのような業務を担当しているのか
- 業務を通じて自分がどう考え、どのように行動してきたか
- 社内での役割やポジション(社内での立ち位置)
- 転職理由を簡潔に伝える
テクニックとして「4. 転職理由」を簡潔に内容に盛り込むことで「転職に前向きに取り組んでいる」というポジティブな印象を与えることにも繋がります
また内容を考えるさいは、応募先企業が求める人物像や企業理念・社風、ミッションと重なるような内容構成にすると、より興味を惹く職務概要になります
活かせる経験・スキル・強み|端的に箇条書きでまとめる
活かせる経験・スキル・強みを書くときのポイントは3つです
- 職務概要の内容と一貫性をもたせること
- 企業が求めている人材に寄せること
- 端的に箇条書きで3〜6個まとめる
箇条書きにすることで採用担当者が理解しやすくなり、自分の魅力をストレートに伝えられます
また、職務概要と一貫性を持たせることが大切で、内容の信頼性が高まり「この人は何ができる人なのか」が明確になります
例えば職務概要に「入社3年目未満の若手4名の指導・育成に携わり成長をサポート」と書いてある場合は、活かせる経験として「若手育成」「チームリーダー経験」といったワードが挙げられます
一方で、職務概要から読み取れない内容を書いてしまうと一貫性がなくなり、せっかくの活かせる経験・スキル・強みも単なる羅列しているだけになってしまいます
まずは職務概要の内容に合う経験・スキル・強みを抽出し、自分のキャッチコピーを並べる感覚で端的に書き出しましょう
職務経歴|事実に基づいた内容を簡潔にまとめる
職務経歴を書くときは、勤務期間・勤務先名・事業内容などを箇条書きでシンプルにまとめることがポイントです
会社の資本金・売上高・従業員数などは、自社ホームページなどで調べ、正確な情報を記載してください
ただし、会社によっては情報を開示していない場合があります。その場合は、無理に調べて書く必要はありません
私自身、転職前に在籍していた会社では売上高や利益が非公開だったため、その項目は記載しませんでした。特に面接で質問されることもなかったので、書かなくても問題ありません
書ける範囲で問題ありませんので、事実に基づいた内容を簡潔にまとめることを意識しましょう
業務内容①|誰が読んでも理解できる表現で書く
業務内容は、誰が読んでも理解できる表現で書くことが大切です
現職で使い慣れている略称や業界用語、社内独自の言い回しは、読み手に正しく理解してもらいにくくなります
読み手は必ずしも同じ業界や職種の経験者とは限らないため、専門用語が多いと全体の内容を把握することが難しくなります
例えば、私はビューティ業界にいたため「ベスコス」という略称を使う場面がありましたが、職務経歴書では「ベストコスメ」と正式名称で記載をしていました
「現職では通じるけど、外部には伝わらない」という前提で、誰にでも分かる表現を選ぶことを心がけることが大切です
業務内容②|書いていないこと=できないことと判断される
業務内容は「書いていないこと=できないこと」と判断される可能性があることを意識しましょう
書類を読む企業採用担当者は文面に書かれている情報だけで、あなたの経験やスキルを判断します。普段当たり前に行っている業務でも、書かなければ相手には伝わりません
例えば、会ったことがない人に自分のプロフィールを一切開示しなければ、相手はあなたの人柄や性格をイメージできません
同様に、応募書類でも必要な情報を記載してこそ、採用担当者はあなたの仕事内容や仕事への向き合い方を判断できます
「書かなくても分かってくれるだろう」という期待はせず、限られた記載欄の中で当たり前の業務も含め重要な内容を厳選して書きましょう
業務内容は自分では当然と思うことも省かず、事実としてしっかり記載することが大切です
業務内容③|具体的な数字を内容に盛り込むことが大切
業務内容は、具体的な数字を盛り込むことが大切です
数字を入れることで内容が引き締まり、成果が客観的に伝わります。また「数字管理を意識して行動していた」という責任感もアピールできます
例えば、「目標達成率」「売上」「利益」などが代表的ですが、金額を出せない場合は「前年比〇%増」といった表現でもOKです
営業職だけでなく、事務職やサポート職でも数字で成果を示すことができます
- 1時間かかっていた業務を30分に短縮
- 業務フローを見直し、前年よりも30件多く受注
- 新たな施策を導入し、新規顧客を前年比で30人増加
このように「時間」「件数」「人数」などの視点から数字を盛り込むことで、成果がより具体的に伝わります
業務内容には具体的な数字を加え、成果を分かりやすく示しましょう
PCスキル|働くうえでの必須スキル
働くうえで必須スキルになるので職務経歴書の内容として書いておきましょう
以下、具体的な書き方として参考にしてください
- Word:報告書、見積書、礼状などの、社内外文書が作成できるレベル
- Excel:関数の使用やデータ表が作成できるレベル
- PowerPoint:会議資料、提案資料が作成できるレベル
自己PR|過去ではなく未来を語る
PCスキルまで書き終わると、最後に残る約15行のフリースペースに自己PRを書きます。自己PRは過去の実績でなく、これからの未来を語ることが大切です
なぜ未来を語ることが大切かというと、これまで書いてきた職務概要や経歴、業務内容は過去の事実しか書けないためです
自己PRで未来のビジョンを描くことで、採用担当者はあなたが入社後どのように活躍するかを具体的にイメージすることができます
私が自己PRに盛り込んでいたのは
- 志望動機
- 今後のキャリアプラン
この2つです
例えば、異業界メーカーへの転職を目指す場合、志望動機では過去のビジネススキルをどう異業界で活かすのか、なぜ応募する企業でなければならないのかを明確にします
さらに異業界への挑戦のハードルの高さへの理解や、新分野で成果を出すための工夫、そして将来のキャリアプランまで示すことで、挑戦意欲と具体的な内容に仕上げることができます
現職で培った経験とスキルがあるからこそ、新しい業界へ踏み出せます。その熱意を未来志向で表現し、他の求職者と差別化できる自己PRにしましょう
志望動機|入社してから自分が成し遂げたいことを書く
志望動機は、入社後に自分が成し遂げたいことを企業の理念や事業内容と結びつけて書くことが大切です
企業が求めるのは、自社の方針や課題に共感し入社後にしっかり成果を出せる人材です
企業の理念や事業内容を理解せずに書くと、的外れな志望動機になり企業採用担当者の心に響きません
志望動機を書くときのポイントは以下の3つになります
- 自分のこれまでの経験を企業の理念・事業内容を結びつけて書く
- 応募のきっかけや身近なエピソードを内容に書く
- 入社後に自分の経験やスキルを活かして、どういうことに貢献できるかを書く
例えば、食品メーカーに応募する場合は事業内容だけでなく、少子高齢化やフードロスなどの社会的課題といった業界全体の現状にも目を向けて理解を深めていきます
そのうえで、自分のキャリアや経験をどう活かして企業や社会に貢献できるのかを具体的に示すことで説得力のある志望動機になります
自分の経験・スキルと企業の理念や課題を結びつけ、入社後の貢献イメージを明確にすることで読み手の心に響く志望動機が完成します
今後のキャリアプラン|転職する理由と結びつけて書く
今後のキャリアプランでは、転職理由と結びつけながら「入社後に長期的に活躍できる姿」を具体的に示すことが大切です
企業は採用時に「この人は自社の環境に馴染み、長期的に活躍してくれるか」も見ていることから、キャリアプランは短期ではなく長期目線での成長イメージを書くことが必要です
今後のキャリアプランを書くときのポイントは以下の3つです
- 現職に留まれない理由はなにか
- 入社後どのように成長し、なにを実現したいのか
- 将来の自分の夢はなにか
例えば、異業界メーカーに入社する場合、社会人経験はあっても業界経験はゼロからのスタートになります
そのためゼロからどのように成長し、どんなスキルや知識を身につけて何を成し遂げていきたいのかを具体的に書きましょう
将来的に責任あるポジションを目指すのであれば、その目標も明確に書いておくことも大切です
自分が目指す将来像や夢を盛り込み、転職理由と一貫したキャリアプランを提示することで、職務経歴書の最後をしっかり締めくくれます
異業界メーカー転職でおすすめの転職サイトと転職エージェント

履歴書と職務経歴書が完成したら、転職サイトと転職エージェントに登録しましょう
ここでは、私が実際に利用していたおすすめの転職サイトと転職エージェントを紹介します
私の場合、転職エージェントをメインに活用し「企業への応募・書類添削・面接対策」を依頼していました
一方、転職サイトはサブとして利用し「異業界メーカーの求人情報収集」に役立てていました
転職エージェントだけでは希望の求人が紹介されない場合もあります
そのため転職サイトで見つけた応募したい求人があれば、エージェント経由で問い合わせるなど両方を組み合わせて活用していました
どちらか一方に偏らずバランスよく併用することをおすすめします
未経験からの転職で成功するコツや年収アップの方法、転職エージェントの効果的な活用法については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください
リクナビNEXT|幅広い求人が見られる日本最大の転職サイト

おすすめ度:★★★★★
求人数:1,157,000件以上(2025年7月現在)
特徴:業界最大規模の転職サイトで履歴書・職務経歴書を作成できる無料ツールや自己分析機能も充実
『リクナビNEXT』は求人の情報収集にも非常に役立ち、登録をしておくべきおすすめの転職サイトです
その理由としては、求人数が国内最大級であり自分に合った求人を探しやすい環境が整っているためです
さらに、履歴書や職務経歴書の作成をサポートする無料ツールや「グッドポイント診断」などの自己分析機能も充実しています
実際に転職者の8割がリクナビNEXTを利用しており、多くの人がこのサイトを通じて自分に合う企業と出会っています
ただし、リクナビNEXTは転職エージェントのような面接対策やキャリア相談といったサポートは受けられない点には注意が必要です
活用方法としては、まずリクナビNEXTに登録して求人情報を幅広く収集し、その情報をもとに転職エージェントのサポートを受けながら転職活動を進めるのも一つの有効な方法です
sincereed(シンシアード)|大手企業のハイクラスポジションに特化した転職エージェント

おすすめ度:★★★★★
求人数:2,400件以上
特徴:大手企業のハイクラスポジションに特化した転職エージェント
『sincereed』は、大手企業やIT・WEB系のDX人材などのハイクラス転職を目指す方におすすめの転職エージェントです
サントリー、日清食品、豊田通商、DENSOといった大手人気企業の求人に加え、シンシアード独自の非公開ポジションを保有している点も大きな強みです
他では出会えない、魅力的な求人に出会えるチャンスがあります
さらにリクルート出身の経験豊富なコンサルタントが多数在籍しており、企業と求職者の両方を一貫して担当する両面型だからこそ、質の高い転職サポートを受けられます
「今よりもっとやりがいのある環境に行きたい」「大手企業でキャリアを磨きたい」そんな方には、シンシアードへの登録と面談をしてみることをおすすめします
キャリアチケット|成長企業特化型転職エージェントサービス

おすすめ度:★★★☆☆
求人数:非公開
特徴:成長企業特化型転職エージェントサービス
『キャリアチケット転職エージェント』は、レバレジーズ株式会社が運営する転職エージェントです
25〜35歳の成長意欲あふれる若手人材に特化し、企業と直接つながるダイレクトリクルーティング型を採用しています
目先の転職活動だけでなく、中長期的なキャリア形成までサポートしてくれる点も大きな魅力です
「これからどんなスキルを身につけたいか」「どんなキャリアを歩みたいか」といった理想像の言語化を一緒に考え、伴走してくれるパートナーとして心強い存在になってくれます
現在、企業向けに「1年間限定で月額利用料0円キャンペーン」(2024年9月11日〜2025年9月10日まで)を実施中です
このキャンペーンにより成長企業の登録も増える可能性もあり、自分に合った企業に出会えるチャンスも広がります
まとめ
この記事では、履歴書と職務経歴書の書き方について詳しく解説してきました
履歴書では基本情報や学歴・職歴を事実ベースで正確に書き、職務経歴書では業務内容や実績を具体的かつ簡潔にまとめましょう
特に職務経歴書は誰が読んでも理解できる表現を心がけ、数字や具体例を盛り込むことで説得力を高められます
自己PRや志望動機では、過去の実績に加え入社後にどのように貢献し、キャリアを築くのかという未来像を示すことがとても重要です
書類選考に通過することも大切ですが、企業採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせられる魅力的な履歴書と職務経歴書に仕上げていくことがとても大切です
- リクナビNEXT|幅広い求人が見られる日本最大の転職サイト
- sincereed|大手企業のハイクラスポジションに特化した転職エージェント
- キャリアチケット転職エージェント|成長企業特化型転職エージェントサービス
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