自分の転職の目的や軸を決めてから転職活動をしましょうと言われるけれど
- 決めてなにになるのかを知りたい
- 決めるための考え方を知りたい
- 決めるためのやり方を知りたい
このように感じる人も凄く多いんじゃないでしょうか
実際、転職活動してるけどなんか上手くいっていない
とはいえ上手くいってない理由もわからない
そんな人にぜひやって欲しいのが転職の目的や軸を決めることです
この記事では、転職の目的や軸を決めることのメリットや手法を解説します
私は「転職軸マップ」という手法で自分が理想とする会社に入社ができました
その手法も出し惜しみなくすべて解説していきます
転職の目的・軸を決めるとは

この記事を読んでいる方は「仕事を頑張っても給料に反映されない」「時間外労働が当たり前になっている」など、なにかしらのきっかけで転職活動を始めたと思います
転職の目的・軸を決めることは、その転職活動をするきっかけをもとに、転職で叶えたい優先事項を決めることになります
転職の目的・軸を決めるためのツール紹介
転職の目的・軸を決めるために役立つツールとして転職軸マップの作り方をご紹介します
転職軸マップは、自分の現在地を理解し、どこに行きたいのかを考える自分専用の地図を作ることです
自分専用の地図を作るためのステップは4つです
- 今の現在地を確認する
- 現在地から行きたい目的地を決める
- 目的地にたどり着くための道のりを考える
- 歩きながら途中で地図をチェックする
このステップ4つについては、自分の頭で考えてステップごとに箇条書きで整理することが大事です
Excel・Word・PowerPoint・スプレッドシート・アプリなど自分が整理しやすいもので問題ありません
手書きのほうが整理しやすいという方は、紙に書いてももちろんOKです
それでは具体的に詳しく解説していきます
今の現在地を確認する

1〜10の順に今、働いている環境や仕事内容、免許や資格といった手持ちのスキルを整理しましょう
- 勤務地:大阪
- 職歴:20✕✕年○月 △△△株式会社 営業職で入社
- 年収:450万円※額面金額で書く
- 就業時間:9:00〜17:30
- 残業時間:15時間/月平均
- 年間休日:118日
- 有給休暇消化率:60%
- 福利厚生:営業手当、時間外手当
- 免許:運転免許
- 資格:日商簿記2級
簡単に箇条書きで整理をして、目で見てわかる状態にしていきます
転職をする具体的な理由が見えてきます
現在の状況を整理すると、今の仕事への不満や希望が数字で具体化されていきます
- 年収を500万円以上にしたい
- 残業時間を月10時間以内におさえたい
- 年間120日以上の休日が欲しい
数字で具体化できると「自分がなにを求めているのか」頭の中で整理がされていきます
現在地から行きたい目的地を決める

1〜10を順に今、働いている環境や仕事内容の整理をもとに自分が転職で叶えたいことを決めていきます。ここは自分の理想で大丈夫です
- 会社の規模:中小企業
- 業界・職種:食品業界・営業職
- 勤務地:東京・大阪・名古屋(地方じゃなければどこでも可)
- 年収:500万円※額面金額
- 就業時間:9:00〜17:30
- 残業時間:10時間/月平均
- 年間休日:123日
- 有給休暇消化率:70%以上
- 福利厚生:家賃補助、営業手当、時間外手当
- 職場環境:自分の裁量で任せてくれる、他責にしない、ITシステムにしっかり投資している
転職で叶えたいことを深堀りする

先ほど自分が転職で自分が転職で叶えたい1〜10の項目をリストアップしました
ここでは、その一つひとつに対して「なぜ?」を3回繰り返すことで、より深く自分の本音を掘り下げていきます
- 会社の規模:中小企業
- 業界・職種:食品業界・営業職
- 勤務地:東京・大阪・名古屋(地方じゃなければどこでも可)
- 年収:500万円※額面金額
- 就業時間:9:00〜17:30
- 残業時間:10時間/月平均
- 年間休日:123日
- 有給休暇消化率:70%以上
- 福利厚生:家賃補助、営業手当、時間外手当
- 職場環境:自分の裁量で任せてくれる、他責にしない、ITシステムにしっかり投資している
まずは「今、何に悩みや不満を感じているのか」からスタートしてみてください
その悩みや不満を解消するために「転職でなにを叶えたいのか」という視点に広げていくと、より具体的な理由が見えてきます
2つの事例をご紹介


理由の中からキーワードを見つけて「なぜ自分はそう考えたのか?」と自問自答していくのがコツです
このように「なぜ?」を深掘りしていくと、希望する条件の背景にある「自分の考え」が明確になり、これが「転職の目的や軸」となります
事例を参考にしながら考えてみてください
自分の中で譲れないものを3つピックアップする
自分が転職で叶えたい1〜10の項目に対して理由を整理できたら、次はその中から「自分にとって絶対に譲れないこと」を3つに絞ってみてください
理想は転職で希望が100%叶うのが一番ですが、現実はどこかで妥協が必要になることもあります
私自身の経験から言えるのは「これは譲れない」と思う条件を3つに絞ったことで、本当に大切にしたいことを見失わずに転職活動に臨めました
以下の例を参考に絞ってみてください
- 年収:500万円※額面金額
- 残業時間:10時間/月平均
- 職場環境:ITシステムにしっかり投資している
それぞれについて「転職した場合」と「転職しなかった場合」で、どういった違いが生まれるかを自分なりに整理してみます
1.年収:500万円※額面金額
パターン | 内容 |
転職した場合 | 給与アップの可能性がある。成果に応じた報酬が得られる環境を選べる。 |
転職しなかった場合 | 年功序列の風土で、大幅な昇給はこれからも見込めない可能性が高い。 |
2.残業時間:10時間/月平均
パターン | 内容 |
転職した場合 | 残業が少ない会社や制度が整った職場を選択できる可能性がある。 プライベートの時間も確保できる可能性がある。 |
転職しなかった場合 | 現状と変わらず、月30時間以上の残業が続く可能性が高い。 |
3.職場環境:ITシステムに投資している
パターン | 内容 |
転職した場合 | 業務効率が向上し新しい知識やスキルが得られる。 成長できる環境に身を置ける。 |
転職しなかった場合 | 古いシステムを使い続けなければならず、非効率で業務ストレスが溜まる。 会社が改善する気持ちがなければ、大きな変化は期待できない。 |
このように譲れない3つの条件を明確にし、自分なりに整理してみることで「転職すべきかどうか」「その決断に納得できるか」迷いが出たさいには、これをもとに冷静に判断できます
今回の解説はここまでです
一度ここで立ち止まり、まずは「1.今の現在地を確認する」と「2.現在地から行きたい目的地を決める」にじっくり向き合ってみてください
特に「2.現在地から行きたい目的地を決める」は、転職の目的や軸を決めるための第一歩になります
目的地が決まればそこに向かう道のりを考えて、実際に行動しながら進めていきます
1・2までを終えた方は次に進んでください
1・2まで終えた方は、次に進んでください
- 今の現在地を確認する
- 現在地から行きたい目的地を決める
- 目的地にたどり着くための道のりを考える
- 歩きながら途中で地図をチェックする
3と4の考え方については、以下の記事で詳しく解説をしています
自分だけの転職マップを描くヒントになれば嬉しいです。ぜひ参考にしてみてください
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